南インド料理が好きな私ですが、基本的には日本人向けにカスタマイズされた味よりも、なるべく現地に近い味付けのものを好みます。
そういう意味では アーンドラキッチン や ダバインディア や ポンディ バワン 、ケララの風Ⅱ はドストライク。んまい。
(※インド人ヒアリングによる)
でも、もう少し日本人の好みに寄せた味を好む人も少なくはないと思います。今回紹介するお店は、そういう趣向の方にぴったりだと思います。
スパイス ボックス@神田/小川町
JR 神田駅からだと徒歩5分ちょっと。大きい道沿いなので迷わないと思います。
目印はこちらの看板。
家紋のように見えますが、”South Indian Restaurant” ということはもちろんミールスの小皿ですよね。期待が高まります。
お店の外観はこんな感じ。一見南インド料理店には見えないシックな佇まい。
※神田駅から歩いてくると、写真の向こう側から来ることになります。向きが逆になっちゃってすいません。
軒先ではランチメニューがわかりやすく出ていました。テイクアウト安い!
では入店。
基本的にランチはカレーセット打ち出し
まず通常のランチメニューがこちらになります。シンプルに、カレー + 星五つライス + サラダですね。全面に打ち出されていたのはミールスではなくこちらのメニューでした。
またこのとき私以外にお客さんは 7 〜 8 人いましたが、ほとんどが通常のカレーセットを食べていました。横目で見るとけっこうなボリュームでなかなか良さげ・・・うまそ。
初志貫徹ミールス
だが私の目当てはこれではなく、ミールスです。
これグランドメニューなので 1,980 円と表示されていますが、ランチミールスは 1,800 円だったと思います。とはいえ昼からこのお値段はなかなか贅沢ですな。
今回は、ミールスとチキンサラダ、そしてインド料理の友であるキングフィッシャーを注文しました。カレーはランチメニューの中から選ぶのですが、今回はオーソドックスにチキンカレー(辛口)をチョイス。
まずはキングフィッシャービールが出てきました。まずはこれで喉を潤します。
コースターもかわいい。気が利いてますね。
さてサラダはまだかなーと思いつつ 4 分の 1 程度飲んだところでミールスが到着しました。あら?サラダは?と思ったら・・・
しっかりお皿の中に組み込まれていました。
やはりグランドメニューのミールスと比べると、少しだけ品数は少ないようです。
料理は上段の左→右の順番で
- チキンサラダ
- パパド 2 枚
- サンバール(野菜とダルのカレー)
- チキンカレー(辛口)
- ポテトサラダみたいなやつ(カボチャ?)
- カダラカリー(ひよこ豆のカレー)
- ライタ(ヨーグルトと野菜のサラダ)
うーんポテトサラダみたいなやつ、ちゃんと名前見てくれば良かった。
一言「繊細」
いただいた感想を一言で表すと「繊細」でしょうか。現地そのままの料理にありがちな、良くも悪くも荒っぽい感じはまったくなく、すごく丁寧に作られているなぁと思いました。
スパイスもしっかり効いていますが、主張しすぎずに裏方としてサポート。
またこちらのミールス、ミールスにしては珍しくラッサムがないんですよね(私の大好物)。そしてサンバルも他の店よりもかなりカレーに寄せています。けっこう珍しいです。
これはライスに日本米を使っていることに関係しているのかなと思いました。
パラパラのバスマティライスであれば、サラッとしたスープ状のものが合います。しかし日本米の場合は水分を吸い込みやすいこともあり、少しドロっとしたカレーのほうが合いますし食べやすいです。なるほどなぁ(予想)。
なお量は気持ち少なめですかね。私(アラフォー軽肥満)で腹 6 分目。まぁ女子は問題なく満腹になるかと思います。
日本人ならではのきめ細かさが心地よかったです
というスパイスボックスさんでした。
なおスタッフはこの日 3 名いらっしゃいましたが、全員日本人。料理の繊細さはもちろんのこと、(写真はありませんが)内装や装飾などにも、日本人ならではのきめ細かさが表現されていました。女性 1 人でもまったく問題なく入れます。
※シェフは現地五つ星ホテルで修行された方のようです。
冒頭書いたように、基本的には私は現地の味に寄せたものが好きです。でも今回のスパイスボックスさん、そして 駒沢大学の AMI もそうでしたが、現地の味を消化しつつ独自のものに昇華させた料理もいいもんです。
たぶん現地寄せのカレーもふつうに作れるんでしょうね。だからこそ応用もできると。たいしたもんだなぁ。また太っちゃうなぁ。
では再見。
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