浅草グルメといえばなんでしょう。
駅周辺なら昔ながらのカツレツ屋さんや喫茶店、ロック座方面まで足を伸ばせば屋台村や一杯飲み屋さん。美味しい焼肉屋もあります。
※地元の人間に聞くと、屋台村のあたりは数十年前は「子供が 1 人で行ったらいかんエリア」だったそうですが、いまは全然怖くないです。酒臭いですがw
そんな感じで、一般的には「食」よりも「飲」のイメージが強いかと思います。
ところがそんな浅草にも、こっそりとハイレベルの南インド料理屋さんが存在するのです。
SOUTH PARK (サウスパーク)@浅草
地下鉄銀座線 or 都営浅草線の浅草駅から、北へ北へまっすぐ歩いて 10 分ほど。若干遠いですが、大きい道をまっすぐですので迷わずに行けると思います。
目印はこの看板。
縦ダブル看板に気合いのほどがうかがえます。
「南インドケーララ州」と宣言しているあたり、かなり期待できそう。大森にある ケララの風Ⅱ との味の違いも楽しみです。
シンプルで主張がない外観
こちら外観。
世間一般のインド料理屋さんにありがちな、インド国旗カラーアピールも特にありません。もっと目立たせてもいいのにね。
内装もシンプル
また店内はこんな感じで、やはりかなりシンプルに徹しています。
世間一般のインド料理屋さんはもちろんのこと、当ブログで取り上げている南インド料理屋さん と比べても、段違いにシンプル。
従業員のみなさんはたぶん全員インド人なのですが、彼らがいなければ「あれ?インド料理屋じゃない?」と思っちゃうかもしれませんね。それくらいシンプルな内装です。
ランチメニューはミールス推し
ランチメニューがこちら。平日も土日も同じです。
ちょっと寄ります。
ミールスが全面に打ち出されているのがいいですね。しかもお値段も良心的。期待感倍増です。
サイドメニューも選べる
軽食として、プーリかドーサを選ぶことができます。
またカレーはノンベジで 3 種類から、ベジで 2 種類から選びます。
※ところでノンベジに「ビーフカレー」とあるのですが、牛肉って食べていいの?イスラムもヒンドゥーも NG じゃない?まぁいいか(いいのか?)。
他には単品カレーセットやビリヤニも。
細かいけど料理の説明もうれしい
メニュー右側には料理の説明が書かれています。これけっこううれしいですよね。特に南インド料理はお皿がたくさんあるので助かります。
よく読みながらミールスが出てくるのを待ちましょう。
品数豊富で満足高いミールス
オーダーしてから待つことおよそ 10 分程度。こちらがお待ちかねのミールスです。
※この記事を書いている時点で 2 度お邪魔していますが、初回は「ベジスペシャル」、2 回目は「ノンベジスペシャル」をオーダーしています。
ベジスペシャル
このときはカレーは「コットゥカレー」、軽食は「ドーサ」を選択。
上部左から時計回りに
- サラダ
- トーレン
- コットゥカレー
- サンバル
- ラッサム
- ピクルス(アチャール)壺入り
- バジ
- ライス
- パパド
ドーサは別皿でドーン。プレーンドーサです。
ノンベジスペシャル
こちらはうまく一皿におさまりました。上部左上から時計回りに
- サラダ
- トーレン
- サンバル
- ラッサム
- チキンカレー
- タンドリーチキン
- ドーサ
- ライス
- パパド
もちろん壺入りピクルスもちゃんと出てきます。
同じケララでもずいぶん味が違うもんだ
また味については、同じケララをうたう店舗でも、大森の ケララの風Ⅱ とは全然違いました。味付けは濃い目 & スパイシー。サンバルもパンチがきいています。
全体的にケララの風Ⅱのマイルドさと比べるとまさに真逆で、それを想像して食べると面食らうかもしれませんね。
どっちが正しいとかは知りませんが、どっちもとても美味しいですw
スペシャルじゃなくてもいいかな・・・
ふつうのミールスとスペシャルの違いは、ベジの場合はバジ1個、ノンベジの場合はタンドリーチキン 1 個。これで価格が 250 円違ってきます。
これを高いと見るか妥当と見るかは人それぞれ。しかし私は次からはふつうのミールスでいいかなと思います。
浅草に近い皆さんはリピート確実
都内ではじわ~っと南インド料理を出すお店が増えていますが、まだまだ探さないとわからないような状況。なので家の近所で美味しいミールスが食べれる!という状況にある人のほうが珍しいと思います。
という意味では、このサウスパークさんは浅草エリアではおそらく唯一のしっかりした南インド料理店です。お近くにお住まいのみなさんはぜひ通いつめて、盛り上げていっていただきたいものです。
遠くインドに思いを馳せる
ちなみに店内にはこんなモニターがあり、おそらく南インドと思われるすてきな動画が流れています。
なかなか簡単に行ける場所ではないですが、「ああ、こういう場所でこういう料理が生まれるんだ」なんてことを思いながら美味しくいただきましょう。
では再見。
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