路上喫煙も吸い殻のポイ捨ても厳罰化して取り締まるしかないんじゃない

上京してから今に至るまで、もう 20 年以上お世話になっている街「渋谷」。特に用はなくてもなんとなく行ってフラフラすることもしばしば。思い入れも大きいです。

サッカーのワールドカップやハロフィンなどで否定的に報じられることも多いですが、最終的には「まぁ渋谷だし」で片付けられる稀有な街であります。

しかしそんな懐の深い渋谷で、情けないニュースが報じられていました。

喫煙所のほうはしばらく足を運んでなかったので、撤去されたことは知りませんでした。それにしてもドイヒー・・・。

そもそも狭かった渋谷ハチ公口の喫煙所

問題の喫煙所はどんな感じだったのか。Google ストリートビューに画像が残っています。

渋谷喫煙所1

渋谷駅ハチ公口、ハチ公像の裏にひっそりと鎮座していました。取ってつけたようなグリーンが苦し紛れのいい味出しています。

出入り口は1つのみで、図解するとこんな感じでした。

渋谷喫煙所2

左右どちら側にも灰皿があったかどうかは覚えてませんが、まぁ大差ないと思います。

そして見てのとおり狭いです。

渋谷喫煙所3

ギュウギュウに詰まったとしてこれくらいが限界。

1 日 37 万人が乗降する渋谷駅。そのうち喫煙者が 1% と仮定すると 3,700 人。もちろん全員がこの場所で喫煙するわけではないにせよ、最初からキャパオーバーであることは誰の目にも明らかでした。

実際は喫煙所の周りは喫煙者で溢れかえっていた

んで実際どういう状態になっていたかというと

渋谷喫煙所5

わっはっは。多少誇張はしてますが、週末なんてほんとこんな状態でしたよ。

喫煙者は 4 つのクラスタに分類された

渋谷喫煙所4

①レッド

この人たちは「喫煙所内に入りたいけど、いっぱいだからやむなく外で吸ってる」クラスタ。

出入り口付近にいますので、たばこを消して捨てるときは喫煙所内に入り、備え付けの灰皿の中にちゃんと捨てます。ただし吸っている最中の灰は、ポイ捨て(?)状態。

②オレンジ

この人たちは「喫煙所至近にいれば、なんとなく悪気なく見えるでしょ」クラスタ。

一見喫煙所そばで吸っているように見えますが、出入り口からかなり離れた壁沿いです。「喫煙所隣」ということで己の罪悪感を消すスタイル。

たばこを捨てる際に喫煙所内に入る人、手持ちの携帯灰皿に捨てる人で二分されてましたかね。

③グリーン

この人たちは「ほかの喫煙者に近いし、喫煙所が見えるし、いざとなったらちゃんと捨てるから大目に見て」クラスタ。

もはや喫煙所とはいえない場所なのですが、「喫煙者に近い」ということでギリギリセーフと己に言い聞かせています。

④ブルー

ここまで来ると「ただの路上喫煙者」クラスタ。東急百貨店の銀座線出入り口あたりで吸ってるような人です(知ってる人だけ「あ~」と思ってください)。

この人たちにとっては、渋谷駅ハチ公口自体が喫煙所として認識されています。ハチ公口ならポイ捨てさえしなきゃ吸っていいでしょ、と。

人が溢れかえって臭かったけどポイ捨てはなかった気が

とまぁこの狭い喫煙所周辺には、いろんな種類の喫煙者のみなさんがいらっしゃったということです。

ただ、どんなクラスタの人も総じて「ポイ捨て」はしていなかったと記憶しています。周囲は超たばこ臭かったけど!

もう路上喫煙とポイ捨ては厳罰化でいいんじゃね

鎖

ところが拠り所の喫煙所がなくなった瞬間にポイ捨てが増えるという不思議現象。

ふつうの人はいいのです

想像するに、ふつうの喫煙者は「あれ喫煙所なくなったんだ?やべーどこで吸おう」となると思うんですよ。で、街をうろついて結局カフェかパチンコ屋など喫煙可のスペースを探すはずです。

問題なのは自分の頭で考えられない人

吸い終わると忠犬ハチ公像を囲う植え込みに、吸い殻を捨てて立ち去る人が多くいた。たばこを吸っていた都内の女性(20)は「皆が吸っていたので。注意します」と話した。

目の前に「ここでたばこは吸えません」「ポイ捨て禁止」という看板があるにも関わらず、『皆がやってるから』という理由で己を正当化するような皆さんですね。一言でいうと、自分の頭で考えられないおバカな人たち。

もちろん最初に捨てるやつが一番悪いんですが。

痛い目に遭わないとわからないんでない

こういう人たちって、自分の家の庭の植え込みに吸い殻が刺さっていても平気なんでしょうか。百歩譲って誰もいないときにコッソリやるならまだわかります。でもさすがに清掃員の目の前でそんな行為に及ぶなんて・・・頭沸いてんじゃねーのと思わざるを得ません。

もう路上喫煙とポイ捨ては厳罰化 = 罰則付きの条例にして取り締まっていただくしかないのでは。たぶん痛い目みないとわかんないですよ、こういう人は。

ちなみにこの記事を書いている 2017 年 1 月現在、都内で罰金刑を採用しているのは目黒区のみ。これを全国的に拡大させていくべしです。
参考▶ 屋内全面禁煙だろうが分煙だろうが周知徹底しないと意味なし

禁煙すればすべてが丸く収まる

ハッピー

私も 20 年間たばこを吸い続けてきましたので、喫煙者の気持ちはわかるほうだと思います。私がやめたとき( 6 年くらい前)ですら、すでに喫煙可能スペースは減り続け、イライラしながら喫煙所を探しまくった経験もありますし。

でもさすがにこの嫌煙トレンドは受け入れざるを得ないでしょう。

「喫煙マナーを守っているからいいだろう」いやいや、それはもはや枝葉の話。ヤニで真っ黄色になった歯、タバコ臭い服、臭い息、喫煙者であること自体が今後マイナスに作用していくことは間違いないです。

参考▶ 喫煙者は口臭に注意!特にコーヒーとタバコのコンボはドブの臭いだ

私のように鋼の意志をお持ちならスパッとやめるのが一番。やめられないにしても、せめて iQOS をはじめとする電子たばこに変えるなどして、時流と健康と人の目には気を遣っていったほうがいいんじゃないでしょうか。

では再見。

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