iPhone 6 Plusは歩きスマホを減少させることができるか?

歩きスマホ(ながらスマホ)についての賛否は定期的に議論になります。

いや胸を張って「賛」という人はいないか。「そんなに目くじら立てなくてもいーじゃん」というスタンスの人は多そう。何を隠そう私もそんなタイプ。

歩きスマホにも2種類ある

立ち止まりスマホ

Photo by Waag Society

歩きスマホ常習者の私から見ても「こりゃ危険」と感じる人は山ほどいます。参考までに良い歩きスマホと悪い歩きスマホのタイプを分けてみました。

歩きながらスマホを閲覧する

これは良いタイプ。周囲を気にしながら歩くという動作に意識の比重を置き、スマホ閲覧はあくまでついでの動作。これであればまずもって危険なことには巻き込まれません。

私は完全のこのタイプ。だって危ないもん。

スマホを操作しながら歩いている

世間で糾弾されるタイプの人はこちら。前者とは逆でスマホがメイン。しかも閲覧どころかしっかり操作してる。こういう人は意識が完全にスマホに行ってるので、視野が極端に狭くなります。事故率も非常に高くなるでしょう。

確かにいますよね。食い入るようにゲームしながら/メール打ちながら猛進してくる人達。こちらは見えているので避けてあげますが、見えて無ければそりゃぶつかりますわ。

そういえばいい動画がありましたね@ドコモさん。

※残念ながら動画は削除※

見た時は笑いましたが、確かに全員が、しかも後者のタイプであればあながち大げさなシミュレーションじゃないかもしれません。

iPhone 6 Plusは歩きスマホを減少させる

と、歩きスマホ?自分は大丈夫だからほっといて、と思っていた今までの私。ですが最近そうも言えなくなってきました。理由はズバリiPhone 6 Plusのせい。

iPhone 6 Plusはでかすぎて片手操作も閲覧も難しい

購入する前から分かっていたとはいえ、分かっていて購入したとはいえ、iPhone 6 Plusはでかいんですよ。これまでのように、手でしっかり握りながら操作をするということが不可能になりました。

ですので片手だけでは満足行く操作は不可能になりましたし(いくら手がでかくても)、閲覧についてもスクロール程度はできますが、ホームボタンを頻繁に押すような操作は難しくなりました。安定しないのでうっかり手を滑らせて落としそうになるんです。

おかげで歩きスマホ時間は極端に減った

結果としてiPhone 6 Plus購入後(まだ一週間程度ですが)、私の歩きスマホ時間は激減しました。操作はそれこそスクロールくらいです。

両手で操作しながら歩くことも当然可能ですが、それはしません。危ないし、なによりかっこ悪いから。

だからiPhone 6 Plusを普及させれば、歩きスマホ率はかなり減少するんじゃないの?と思った次第で。もちろん他のファブレットでもいいんですが。

規制と罰則しか無いと思う

と自分で書きつつもダメだろうなと思います。

スマホを操作しながら歩いている人達

この人達は「自分が危険なことをしている」という自覚が無いから。猫に小判といいますか、そんな人達にいくら便利な道具を与えても何も変わらないでしょう。

結局本気でやめさせるには、「規制」と「罰則」を設ける以外に道は無いんじゃないでしょうか。

参考)数字で見る歩きスマホ由来の事故件数

参考までに、別角度からも数字で見てみましょう。

こちら東京消防庁管内で歩きスマホが原因で救急搬送された人数。

歩きスマホ搬送人数

ソース:東京消防庁リンク先サイト消滅

平成25年年間で36人です。月間じゃなく年間の人数。数字だけで見るとかなり少ない気がします。

一方でこちらは同じく東京消防庁管内で、急性アルコール中毒で救急搬送された人数。

急アル搬送人数

ソース:東京消防庁(リンク先ページ削除)

直近の平成24年で実に12,000人。急アルでこれですから、酒が原因の事故やトラブルはもっと多そうです。さすがですね(何が)。

つまり歩きスマホは、実際には世間で騒がれるほど事故には結びついていないと言えます。もちろん周囲の人間が気を付けていることも大きいですが、数字は数字。

たぶん根本はムカつく、これに尽きるのかも。何で何もしてないこっちが気を遣って、あいつらを避けないといけないんじゃい!と誰しも思っているはず。私だって思いますよ。

事故の数字には現れていなくても、そんな世間の「気分」が歩きスマホを大きな問題にしているのではないでしょうかね。

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では再見。

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