目の前に人がいると思えば営業メールの内容も変わってくるよ

自社ホームページを持っていれば、問い合わせ専用メールアドレスに向け、毎日何かしらの営業メールが送られてきます。このブログにだって送られてくるくらい。

営業メールというと、定型文ばら撒きの半スパム的なイメージがあります。私も少なからずそういう認識です。

しかしそんな中にも、自社にとって役に立つサービスが隠されているかもしれません。だから私はわりと営業メールも目を通します。んで興味があったら返信して話を聞いていますし、仕事につながったケースもあります。

ただ「あーもったいないなぁ」というメール(というか担当者)も多々ありまして。今回はそんなお話をしてみます。

見込みないと見るやメールが途切れる人が多い

時計

営業:こんなサービスですわ。

私:へー。コストは?

営業:イニシャル◯◯万円、ランニングで◯万円。

私:うーん検討したけどいまはまだ早いと思うので見送るね。めんご。

営業:(ノーレス)

かなり多いこんなやり取り。せっかくコミュニケーションの段階まで進んだのに、見送りという返答を受け取るやいなや音信不通になる。

いやわかりますよ。営業は数字 = 成約取ってなんぼですし、上からも厳しく言われていることでしょう。 直近の数字につながらない奴なんて相手にする暇があったら、1 本でも多くの営業メールを送信しろと言われているのかもしれません。数字と時間に追われる日々。

人様の会社の経営方針にあれこれ言うつもりはありません。しかしもしもこの会社が将来良いサービスをリリースしたところで、私はぜったいに導入しないだろうなと思います。意地でもここじゃなく他の会社のサービス使ってやる。

目の前に人がいても同じ対応をできるの

まぁこれに尽きるかなと思います。

リアルの商談で「ごめんね見送るわ」と言われ、無言で荷物をまとめて立ち去る営業マンなんていませんよね。いたら逆に会いたい。

今回は残念だけどまた機会があったら頼むわ。

じゃあ実は今度こんなサービスリリースするんだけど、また説明だけでもさせてもらっていい?

だいたいこんな感じで、今回はダメでも次につながる形で締めるんじゃないでしょうか。それは形式上の常套句かもしれません。でも少なくとも和やかな別れになるはずです。

どう別れるか = 次につなげる気があるかどうか

お別れ

よく言われますが、営業マンは会社の顔です。気持ちの良い対応をする営業マンであれば、教育も行き届いた良い会社だねと認識しますし、逆の場合は言うまでもありません。

ゆえに上述のような対応を取る営業マンは、私の中では 100 % 後者の部類に属してしまいますし、お里も知れたもんだと思われちゃいます。

たった一言でいいんです。
検討してくれてあんがと。これを機会にまた良さ気なやつ提案させてもらうわ。またね!

とかね。具体的に何分かはわかりませんが、こちらはメールを読み、ウェブサイトを見てサービスを検討したわけです。その手間と時間に対する御礼は、たとえたった一言でも相手に伝えるべき。

「どう別れるか」って重要なのです。

その対応が実際に将来のビジネスにつながるかどうかまではわかりませんが、可能性はゼロじゃない。でもそれすらできない営業マン/企業であれば、その可能性は完全にゼロとなります。少なくとも私がいる間はゼロじゃ。

ちょっとだけ想像力を働かせよう

電球

まったく難易度の高い話ではないと思います。メールもリアルも一緒。目の前に人がいるんだという想像力を働かせるだけ。

想像力といえばそういやこんな記事も書きました。
参考▶ センスとは経験と想像力の土台の上に建つ「ひと工夫」

少しでもドキッとした方は今日からでも試してみてください。逆にピンと来ない方はたぶん今後も私と接することはないと思いますので、どうぞそのままで。

では再見。

この記事をシェアする

関連記事

コメント

コメントをお待ちしております

ページ上部へ戻る