「どうにもならないことなんて どうにでもなっていいこと」名言だけど本質はそうじゃない

え? B 型でしょ?

合コンに参加するとけっこうな確率でこう言われたものです(もう遠い昔)。

え? B 型だと思ってました

最近でも言われます。良いのか悪いのか。

あんまり悩んだりしなそうですね

失礼な!

確かに人前では特に悩むこともなく、楽観的な「どーにかなんだろ」スタイルな私。しかしその本性は生粋のA型。超悩むし超心配性です。

でも実は、裏でめちゃくちゃ悩み考えているからこそ、人前では楽観的にいることができるんです。今回はそんなお話。

楽観的な人はたぶん裏ではめちゃ心配性

ぽかーん

ボケっとしているようでも考えてます。

人生に悩みはつきもの

10 代の頃考えることなんて、 90% は異性のことですよね(違う?)。

それが 20 代になり社会人になると変わってきます。責任ある職務を任されるようになると、今まで使っていなかった脳みそを使うことになります。結婚等のライフスタイルの変化も出てくる頃ですね。

そして 30 代になると仕事の悩みもさらにステージアップ。また結婚や出産、マイホーム購入、あるいは親の介護など、やはりこれまで全然考えてもいなかったようなこに直面します。

40 代、 50 代、 60 代・・・きっとその時々で新たな悩みにぶち当たるはずです。

以前の記事(ストレス=悪と考えず、乗り越えるべき壁と考えて成長してほしい)でも似たようなことを書きましたが、人間は学習する生き物です。一度経験済みのことなら、二度目は驚くほどすんなりとできるもの。ですので一度経験した悩みなど、それ以降は悩みのうちに入りません。

なのに人(というか私)はいつでも悩み考えています。それだけ過去の経験則を用いても簡単にはクリアできない壁があるってことなんでしょう。

たぶん自分は人並み以上に心配性

以下分かりやすく仕事の話で進めます。

私は自分のことはすごく心配症だと思っています。

歯を磨いている時、ウンコしてる時、犬の散歩をしている時、電車の中・・・etc

何か解決できてない悩みがある場合や、大きな商談の前などはとことん悩みます。悩みまくります。大きな商談がある場合には、商談の直前までずーっと

  • この提案に対し、最悪こんな返答が来たら・・・
  • そもそも求めているものがずれていたら・・・

こんなことばっかり。心配でしょうがない。

実は心配性ってイメトレ

イメトレ

photo credit: giulia.forsythe via photopin cc

でもおかげで、蓋を開けてみて自分の想像以上に悪くなるはほとんどありません。何を言われてもある程度想定内なので、スムーズに切り替えしつつ、ペースを乱すこと無く話を進めることができます。

悩み考える深度と想定バリエーション、そして切り返しバリエーションは正比例します。そう、とことん悩み考えるということは、とことん脳内イメトレができていると言えるんでしょう。小心者で心配性が故の産物ですな。

なんでそんなに悩み考えるのか

答えは簡単「解決策があるはずだから」。これに尽きます。

頭使って良い方向に進むなら/最悪の事態を防ぐことができるなら、いくらでも悩みますよ。

逆に自分のチームの人間が、そういう状態で頭を使わずに「何とかなるだろ」と徒手空拳で臨ようなら叱りつけます。商談とは資料を揃えるってことじゃないんです。

どうにもならないことは考えない

なんとかなるさ

一方で考えてもどうにもならないことはあります。

地震、放射能、大気汚染、国際治安情勢・・・etc

私がいくら思い悩んだとしても、 0.1% も快方には向かいません。悩むだけ時間の無駄。

明日空が落ちてきたらどうしよう

いわゆる杞憂というやつ。昔の人はよく言ったもの。

ブルーハーツの曲で最高の一説があります。

どうにもならないことなんて どうにでもなっていいこと

どうにかなりそうならとことん想像して悩む

トンネル

photo credit: Patrick Brosset via photopin cc

でも勘違いしちゃいけません。

どうにかなりそうなことは、とことん悩み考えてどうにかする

本質はこういうことなんじゃないでしょうか。

想像力(←超重要)を働かせ、どんどん悩んで考えていきましょう。そして確度の高い想像は、経験からしか生まれません。そのためには悩んで考えて失敗しての繰り返し。出口かと思ったら入り口だったり。

楽しいですね。

では再見。

この記事をシェアする

関連記事

コメントをお待ちしております

ページ上部へ戻る