「最近の若いもんは~」なんて言いたくはないですが・・・無いんですよ、ほんと。でも言いたくなりますよね?ね?
今回は特にそんな皆さんに共感していただきたいエントリでございます。
ストレス=つらい=悪
自分の思い通りにならないことがあると、すぐにストレスと感じ、そこから逃げる人がすごく多いと感じているここ数年。もちろんそれは最近の20代前半の人達と、私の感覚がズレてしまっているからかもしれません。
でもね、地球は自分中心に回っているんじゃないし、仕事なんて人と人とのつながりなんだから、思い通りにいかなくて当たり前。win-winなんて思ってるのは自分だけな場合がほとんど。
確かにキツイですよ、人からダメ出しされるのは。ダメ出しされるならまだマシ、営業職なら話すら聞いてもらえない場合の方が多いかもしれませんよね。確かにストレスを感じます。
しかし、そのストレスにこそ自分を成長させられる「気付き」があります。どんなに世代が変わろうが、それは変わらないと思っています。
ストレスは乗り越えるべき壁である
私は20代前半の頃、すごくいい方に出会うことができました。仕事で密に関わっていた外部の会社の人だったんですが、当時彼と出会っていなかったら・・・と思うと、わりと本気でゾッとしますw
彼には色々と叩きこまれました。中でも「ストレスは悪いことじゃない。乗り越えるべき壁だ。」という考え方は、今でも私の中の基本の「き」として定着しています。
ストレス=壁は人を成長させる
人間って頭がいいので、一度経験すれば、二度目以降はかかる時間も精度も飛躍的に向上します。こんな壁なんてホイホイ!ですよ。
実例:最初はダメ出しの嵐で何度も潰れそうになった
私の実例を挙げると・・・以前勤務していた会社(上場企業)で、100億規模のビジネスの中期事業計画立案のミッションが経営から降りてきました(ちなみにその頃五反田は20代後半)。
「ええ塩梅に成長させる事業計画組めばいいんでしょ?オッサン達どんだけ数字弱いのよ」
大きな仕事を任されたこともあり、やや天狗状態の私でしたが・・・結局できあがるまでに6か月を要しました。作る数字の根拠、確実性、リスク洗い出しと分散策、関わる部課長とのすり合わせ、経営へのプレゼン、etc・・・何度も何度もダメ出しされてやり直し。
もちろん仕事はこれだけじゃありません。おかげでこの頃はほぼ休みが無かったと記憶しています。
でもなんとか泣きながら作り上げ、結果として当時の会社は大きな融資を受けることができました。が、当時の私には達成感はなく、「やっと終わってくれた」という感情しかありませんでした。
ところが二度目は驚くほど精度もスピードもアップ
しかしそれから3年後、またもや同じ仕事を任されることとなりました。
私の通常業務も以前よりも幅が広がっており、3年前を思い出すと全く気乗りしなかったのですが・・・業務命令ですので渋々引き受けました。
んで結論から言うと、3年前と同じことを行い、かつ精度も上げつつ「1か月」で終わらせることができました。すごい!
前回と異なり、自分の中で設計図がすでにできあがっていました。そして自分だけでは無理な部分も明らかだったので、関連部課長へは早い段階で根回しも行うことができました。根回しと言うと感じ悪いですが、要は「巻き込み」ですやね。
- 完成形と道筋がイメージできている
- リソース過不足の把握
- 関係者の巻き込み
まとめるとこれだけ。
いや別に五反田すごい!ということが言いたいのではありませんし、ここで仕事の進め方を説きたいわけでもありませんw
私は最初にトライして何とか「高い壁」を乗り越えることができたため、二度目はそれが低く感じただけです。
若い子には壁を主体的に乗り越えて成長してもらいたい
冒頭でも書いたように「最近の若い子は~」とはあんまり言いたくないですが、それでも最近の若い子は心身ともに弱いなぁと感じます。
ヒアリングしてみると驚くんですが、自分の成長や、会社内での評価など関係ないんですよね。とにかく嫌な状況から逃げたい。でも会社に成長はさせてほしい。なんのこっちゃorz
そもそも「会社が~」とかいう時点でもう・・・あ、これはダメなオッサンにもよくいるか。
まぁ繰り返しですが、ストレスってそんなに悪いもんじゃないですよ。ただの「頑張れば/工夫すれば乗り越えられる壁」です。苦労して、時間かけて、人に迷惑かけてもいいんです。とにかく主体的にその壁を乗り越え、自ら成長してもらいたいもんだなぁと、昭和生まれのオッサンは思うのでした。
大丈夫、殺されるわけじゃないんだから。
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では再見。
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