組織・事業のスケールやステージによって求められる人材像は異なる

 

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長いこと組織の中で仕事をしていると、いろんな人を見ることになります。100人いれば100通りの性格がありますし、そういうことを大雑把にでも把握しながらうまく使い/使われて組織というものは回っていきます。

ちょっと乱暴に切り分けてみましょうか。

①プッシュタイプ 肉食、戦闘民族タイプ。細かいことは気にしない。社内のルールはすぐ忘れる。でも取引先にはグイグイ食い込んで数字は取ってくる。
②プルタイプ 草食、農耕民族タイプ。社内ルールは熟知しつつ遵守。自分から積極的に「これ買って!」と攻めていくのはすごく苦手。でも取引先からの「これ買いたいんだけど」という依頼はそつなくこなす。

ではこれを前提に話を進めます。

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上場企業の管理職だったらどうする

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では、たとえば自分が上場企業の営業課長でいる姿を想像してみてください。管理する課員の数は 10 名としましょう。さて、どういう人材を配置したいですか?

全員で攻めまくるのがいいのか

ガリガリ成果を上げるべく、 10 名全員を戦闘民族の①タイプにするのもいいでしょう。確かに成果は出るかもしれません。しかし数字を上げるのはいいですが、ルールから逸脱する行動が多かったり、半年前の伝票が机の中に溜まってたり・・・管理体制は崩壊。

上場企業には厳格な内部統制が求められます。こんな状態になってしまうと、チームの評価はもちろんのこと、管理職である自分の評価も大きく下がってしまいます。怖い怖い。

リスクを最小限に抑える体制がいいのか

逆に内部統制を最重視して、農耕民族の②タイプで染めてみましょうか。この場合は確かに一定の成果は上げつつ規則も守って統率のとれたチームになることでしょう。

でもきっと驚くような成果は上がらず、業績はむしろゆるやかな右肩下がりで推移していきます。現状を打破するための対策は考えることができたとしても、なかなか行動して成果につなげることができない。

結局、波風立てずにルール通り仕事するのは良いけど、肝心の成果は上がらないね・・・ということでチームの評価も自分の評価もこれまた下がってしまう。あわわ。

バランスを考えた人員配置が必要

結論としては、チーム内に①②をバランス良く配置しないといかんねということになります。昔は営業事務なんていう職務がありましたが(今もあるの?)、肉食営業の穴を会社のルールに則ってしっかりサポートしてくれる役割でした。事務の人に嫌われると終わりでしたよ。

このように大きな規模の組織だと、成果と規則のバランスを取りながら組織運営をする必要があるので、人員配置にもバランスが求められるのです。

ベンチャー企業でも同じ考えでいいのか

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では中小規模のベンチャー企業ではどうでしょう。管理するスタッフの数は同じく 10 名で。ここでも同じくバランス感覚は必要となるのでしょうか。

結論からいうと、ベンチャーだとバランス云々なんて言ってられまへん。多少穴はあったとしても、とにかく自分で考え攻めて動くことができる人間が求められます。規則やら何やらは後からでもどうにでもなる、というかどうにかしちゃう。変化と成長が最優先。

大手からベンチャーに転職する人にとって壁に感じるのはこの部分。今までは組織の中で求められる役割をこなして「仕事ができる」と評価されていたのが、ベンチャーでは「自ら仕事を作る」ということも求められます。

ま、壁は越えれば良いだけ。慣れ慣れ。

ちなみにベンチャー企業を志向しつつ、「働きやすさ」や「福利厚生」などを求める人も結構多いです。そもそもそんな人は何か勘違いしてますやね。ベンチャーで人の入れ替わりが多い原因の 1 つでもあります。
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人って難しいのよ

パズル

どちらのタイプが優れているとかそんな話ではありません。組織や事業のスケールやステージによって必要な人材は異なってくるという話でした。

まだ管理職手前の現役バリバリ 20 代であれば、会社や部署を自分なりに俯瞰で見て、それぞれのスタッフがどういう役割分担で配置されているのかを考えてみてください。自分が何を期待されているのか、今後どういう役割を担えばいいのかがおぼろげながら見えてくるかもしれません。

一方管理職のオッサン方におかれましては「んなこと言われてなくても分かってるわ」と思いつつも、思い通りにいかない数字と組織と人員配置に引き続き頭を悩ませてください。ウヒヒ。

では再見。

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