弱視回復の必須アイテム:メガネは必ず眼科医の指導のもとで作成を

小学生になりたての頃は相当な弱視で、右目の視力が 0.01 も無かった私。

それからおよそ 6 年間にわたって、視力回復に向けた訓練を行うことで、最高時には 1.0 まで回復しました。

いまはもう 0.6 ~ 0.7 くらいまで落ちていますが、それでも裸眼で過ごすことができています。

そこに至るまでには 6 年間におよぶ視力回復トレーニングを行ったのですが、その前にあるアイテムを購入しました。それはメガネです。

牛乳瓶の底レベルのださいメガネを購入

ナードボーイ

医大の眼科で綿密な検査をされた後、すぐに指定のメガネ屋へ案内されてメガネを作りました。

参考▶弱視回復の最初の一歩:信頼できる眼科医に正確に診断してもらおう

私は知的なメタルフレームのメガネが良かったのですが、付き添ってくれた父親の以降でクソださいデザインの物を購入。さらにレンズの厚さも半端じゃない。まさに牛乳瓶の底レベルのレンズだったことを覚えています。

さらにさらに、当時はまだメガネ = カッコ悪いという風潮がありました。転校生がメガネをかけていたら、一発であだ名が「メガネ」になってしまうレベルです。今じゃ考えられませんな。

本当は寝ている時以外四六時中着用せよと言われたのですが、やっぱり慣れない物ですし、上述のような人の目も気になる(しかもださい)。

結局学校では「授業中だけ」着用するようにして、自宅でのトレーニングの時だけはしっかり着用するという形にしました。

弱視にメガネが必要な理由

こども

そりゃ当たり前ですが、見えないものを見えるようにするためです。

でも私は弱視。 0.01 が 0.1 ~ 0.2 になったところで見えないことに変わりはない。じゃあそこに何の意味があったんでしょう。

弱視の目は動いていない状態

視力 0.01 という状態は、ほぼ見えない状態です。実はそんな状態にあると、目も「どーせ動いても無駄でしょ」となってしまうのです。そしてその状態が続くと、もともと弱かった眼筋もさらに衰えていきます。

「どーせ運動しても痩せないでしょ」と言ってるオッサンが、どんどん太っていく様と一緒です。

「見える」と認識させ眼筋を稼働させる

なのでメガネをかけて少しでも視力を上げることで、私の右目に「あ、見えるんじゃん。動かなきゃ。」と思わせて能動的に動かすということが狙いだったのです。

一般的にメガネをかけるとどんどん裸眼の力が弱まっていくイメージがあります。しかし弱視の人にとっては、逆に稼働していなかった目を動かし、眼筋を鍛えるという役割もあるのです。

またもうひとつの理由としては、やはり「ほんの少しでも」視力をアップさせないと、視力回復のための自宅トレーニングすらできないということがあったためです。

(トレーニングについてはまた別記事にて)

メガネは必ず眼科医の指導のもとで作成を

ドクター

今はメガネもオシャレアイテムとなり、度付きレンズでもわりとカジュアルにその場で作れるようになりました。

しかし弱視と向き合い時間をかけて治療していく意志があるのなら、必ず信頼できる眼科医の診察を受けてください。そして自分の眼の状態を正確に診断してもらい、その指導のもとでメガネは作成してください。

子供の弱視は治ります。くれぐれも単に視力の良し悪しだけで判断してメガネを作らないようにしましょう。

では再見。

視力回復関連記事一覧はこちらから

この記事をシェアする

関連記事

コメントをお待ちしております

ページ上部へ戻る