高機能アウドドアウェアを街着にしてる人に雨の日に気をつけてほしいこと

外は冷たい雨。冬の雨は嫌いです。どうせなら雪になってくれればいいのに。

今回は都市部に通勤・通学している皆さんへの雨の日注意喚起のお話。

雨の日のアウトドアアウター着用者には要注意だ

アウトドアアイテムを街着として着こなすことは、もはや完全に定着しています。特に GORE-TEX (ゴアテックス)に代表されるような高度な防水性を持った素材のアイテムは、高度な価格にも関わらずよく売れています。

雪山

photo credit: GORE-TEX® Products via photopin cc

もちろん本来的な役割は、こうしたエクストリームな環境において着用者の生命を守るための機能です。そのため街着としては機能性で考えるとかなりオーバースペック。

そしてその機能が、雨の日の都市部の電車やバスでは思わぬ被害をもたらすのです。

高機能すぎて水滴飛び散りまくり

防水もそうですが、それ以上に撥水性の高いアウターを着ている人が近くにいたら要注意です。

高度な撥水性ゆえに、水はアウター内部に侵入しません。しかしそうなると行き場を無くしたお水さんはアウターの表面に留まるか、あるいは自然と地面に落ちるかしかなくなります。

分かります?つまり雨の日にアウトドアアウターを着ている人は、雨に濡れた傘を身にまとっているのと同じなのです。

そしてそのアウターが高機能素材を使っていればいるほど撥水性が高い。つまり水滴被害に遭う可能性が高くなるという皮肉なシチュエーションへと変貌するのです。

都心の通勤ラッシュでこれを喰らうと結構イライラ。

アウトドアアウター着用者は乗り込む前にタオルで水滴を拭こう

タオル犬
Photo Credit: Melia Estkling via Compfight cc

もちろんこれは洋服のせいじゃないです。

電車やバスに乗り込む前にちょっと一息置いて、タオルやハンカチでささっと吹けば済む話。タオルが無かったら手で払うだけでもいいでしょう。マナーってやつです。

もちろんナーバスになって全身吹いてタオルをびちゃびちゃにする必要もありません。「自分は水滴のこと気にしてるよ」というアピールをしておけば、周囲の人だって少しくらい水滴が飛んできても腹は立たないもの。

似たような話で雪国あるある。雪の中他人の車に乗せてもらう時、靴の雪を落とさずに乗り込む→社内に雪が入り込む→「チッ!」となることがあります。もちろん靴以外の場所からも雪はどうしても入っちゃうんですけど、気分として・・・ね?

私もアウトドアアウターはよく着用するので、気をつけるようにします。

参考)防水と撥水の違い

水滴

ここから先はボーナストラック。豆知識程度にどうぞ。

Photo Credit: Brandon Bills via Compfight cc

防水加工

外部からの水の侵入を防ぐ機能。生地自体が高密度に織られていることはもちろんですが、生地の内側に特殊なコーティングを施してシャットアウト。

つまり「繊維には染みこむ」けども「内側には入ってこない」機能ですね。ややしっとり。

ですがこのコーティングはかなり長持ちします。さらにゴアテックス等の高級素材は、外部からの侵入は防ぎつつ、内側の上記は外に逃すことができる機能がついており快適そのもの。

撥水加工

こちらは水をはじく機能。生地の外側に撥水コーティングを施すことで、水はそもそも生地まで到達できません。そのため上述したように水滴状態で外側に留まります。まるでフライパンの上の油のよう。

一見これでいーじゃん!とも見えますが、こちらはコーティング力が失われやすいのが難点。こまめに撥水スプレーなどを吹き付けておく必要があります。

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どっちがいいの?

私ならちょっとお金出してでも、しっかりした防水加工が施してあるものを購入します。理由は簡単、たいしてケアしなくても機能が長持ちするからですw

では再見。

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