ユニクロのウルトラライトダウンはユニクロ冬の風物詩と言えます。外出着じゃないにしても、スーパーへの買い物や犬の散歩など、ちょっとそこまでのワンマイルウェアとして愛用している人も多いんじゃないでしょうか。
かつてはユニクロ = フリースのイメージでしたが、しっかり売筋を作り上げて乗せ替えることができたというのはすごい。
しかしここまで猛烈アピールはしないものの、隠れた冬の定番アイテムとして人気を博しているものがあります。それが今回ご紹介するカシミヤニット。
ユニクロのカシミヤニット
画像:ユニクロ
「繊維の宝石」と呼ばれるカシミヤ。
触ったことのある人ならば分かるはずですが、普通のウールのニットと比べて段違いのフワフワ感。同時にしっとりとしたヌメリ感もあり、素肌に着てもチクチクしない極上の着心地。
ただしこの元となるカシミヤ糸がかなり貴重なものでして。いわゆるウール=毛は羊さんの毛ですが、カシミヤはカシミヤ山羊という希少な山羊の毛を使用します。
さらに生息地によって質も変わり、業界的には内モンゴル産のカシミヤ山羊が最高峰と言われています。百貨店で 3 万円以上で売られているものは大概ここ産だと思います。
が、ユニクロはなんと 1 万円未満の低価格にも関わらず内モンゴル産の山羊の毛を使っているそうです。これは結構すごいこと。
自分でも買ってみた
じゃーん。
買おうかな〜どうしようかな〜と悩んでいるうちに品切れになり諦めるということを何年も繰り返していたので、今年(当時 2014 年)は在庫が豊富なうちにゲットしちゃいました。
さて品質について。私は経験上数えきれない素材・生地に手で触れてきましたが、このクオリティのカシミヤがこの価格で購入できるのってすごいことですよ。
実はユニクロがカシミヤニットを出し始めた時って、こんなに品質は良くなかったんですよね。手触りもカサカサで、自分の中では「安いけど・・・カシミヤと言うには・・・」という評価でした。●●●な山羊の毛を使ってるんじゃないの?という噂もあったほど。
それがここ数年は見違えるほどの品質となりました。これやられたら他のアパレルは敵いませんわ。みなさん、これは買って良しですよ。
買う前に混率はしっかりチェック
ちょっと拡大。
冬シーズンに洋服屋さんの店頭に行くと、 “Cashmere Fair” みたいな POP とともにニットが集積されていることが多いです。ですがカシミヤニットが欲しいのなら、買う前に念のために下げ札(画像)はチェックしてください。
なぜならカシミヤ 100% と思わせつつ、「毛 50% カシミヤ 50% 」「綿 70% カシミヤ 30% 」という混率のアイテムも多く含まれているからです。中には「カシミヤタッチ」=カシミヤっぽい手触りというものまで。
いや別にそれは詐欺でも何でもないですし、自分が納得すればそれでいいのですが、「上質なカシミヤニットが欲しい」のであれば必ず確認しておきましょうね。
ユニクロは写真にもあるとおり間違いなし。※ここ偽装すると大問題となります。
どう大人っぽく着こなすか
ユニクロには過度なデザインを求めていません。プレーンなデザインで高品質なアイテムを低価格で購入できること、それが私にとってのユニクロのメリットです。
んで今回のカシミヤニットですが、オッサンは年相応にさらりと着こなしたいものです。
①シャツ×カシミヤニット
やはり大人はシャツ。ただし変な柄物シャツは避けましょう。シンプルな無地オックスフォードのボタンダウンシャツとかがいいと思いますよ。あんまりドレッシーなシャツも相性良くないですね。
また柄シャツを使うならこれくらい細かい柄で同系色のものからトライしてみましょう。
見て分かるとおり至って普通です。でもここがオッサンの着こなしの肝。ぱっと見普通だけど実は高品質なアイテム、というのが非常に重要なポイントです。
②Tシャツ×カシミヤニット
休日はこんな感じでもいいですね。首元からちらりとTシャツの色を見せる&できればニットの裾からもちらりと見せることができればベター。
ちょっとダメージ入ったジーンズとローテクスニーカーが相性ばっちり。こういう時はサングラス、あるいは少し大振りのシルバーリングなどアクセサリーを 1 点プラスするのもおすすめ。
ちょっと 90 年代裏原宿な感じですな。
お値段に感謝しつつ、最適なタイミングでゲットしましょう
という人生初のユニクロカシミヤニット。あまりにもコスパ高過ぎなので思わず記事にしちゃいました。
よっぽどブランドにこだわりがあるなら別として、プレーンなデザインのカシミヤニットが欲しいならばユニクロ一択ですよこりゃ。そのへんのセレクトショップのオリジナルなんて、本当にカッサカサで質悪カシミヤが多い多い。いや本当にひどいもんですよ。
背景にあるのはやはり企業力(努力)ですね。やはりビジネスですし、膨大な生産ロットが確約されているからこそ、この低価格が実現できるわけです。
参考)最適の購入タイミングはいつか
年内の狙い目は、毎年 11 月の勤労感謝の日あたりに開催される感謝祭。 4 日 ~ 5 日間くらいですかね。ここでメンズのカシミヤニットは定価から 2,000 円くらい、レディスは 3,000 円くらい値下げされます。
年明けは断然初売り。ここではなんと 50% OFF かつ色サイズもしっかり揃っているので、かなりのチャンスとなります。※当然在庫が残っていれば、の話。
ただいずれの場合もユニクロさんの営業状況や在庫状況によります。毎年必ず値下げされるわけではありません。
欲しい時が買い時と考えたほうがいいと思いますよ。そもそも安いから。
では再見。
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