本屋は本を売らずに居心地の良い空間を提供すべきなのだ

 

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いきなりですが私は本屋(書店)が大好きです。特に目当ての書籍が無かったとしても、週に 2 回は必ず足を運びます。

パルコブックセンター、有隣堂、ブックファースト、ジュンク堂、TSUTAYA・・・などなど、常連的に足繁く通う店舗はありませんが、行く先々で本屋があればだいたい入ってしまいます。

本屋の何が私をここまで惹きつけるのでしょうか・・・考えてみると、たぶんそれは品揃えから雰囲気まで含めた居心地の良さに尽きるんじゃないかと思います。

ただし一方で昔ながらの「街の本屋さん」の数は年々減り続けているという現実もあります。

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街の本屋が衰退していった大きな原因

子供立ち読み

photo credit: Tim Pierce via photopin cc

売れてる本屋は 立ち読みを注意しない

と歌ったのは 25 年前のジュン・スカイ・ウォーカーズ。そう、街の本屋さんは立ち読みにはずいぶんシビアだったものです。

実はこのラインはけっこう真実を突いているのです。

立ち読み=悪という認識が間違いだった

世の中には 2 種類の人間がいます。それはお金が無いから立ち読みで済ませる人間と、軽い立ち読みで面白そうなら購入する意志のある人間です。

A:お金が無いから立ち読みする人達

小中学生の大部分がこれに当たります。行儀もよくないし、時には書籍も折れ曲がっちゃったり、ひどい時にはお菓子を食べながら読んでいたり。

これはもう注意&追い出しもやむ無しでしょう。

B:立ち読みして面白そうなら購入する人達

大人の大部分はこちらかな?

定期購読してる週刊マンガでもなければ、書籍をジャケ買いすることなんてしませんよね。事前にネットで納得行くまで評判を調べてれば別として、リアル店舗で購入するなら立ち読みで雰囲気を確認してから購入することが多いでしょう。

また仮に立ち読みで読みきってしまったとしても、内容が良ければ高い確率で購入し、自宅でさらに熟読するでしょう。そう、購入意志、高入力ともに間違いなくこちらの方が強いはず。

知らず知らずのうちに顧客を遠ざける店になっていた

と考えると

立ち読みは誰かれ構わずお断り

そんなスタンスでいた結果が今のこの状態を招いた一因と言えます。本来顧客になるはずの人までも追い払ってしまい、結果として店に人が寄り付かずに衰退してしまったと。

本屋は本を売らなくてもいい

あとで読む

photo credit: Richard Ricciardi via photopin cc

乱暴に言ってしまうと、本屋の役割って本を売ることじゃないんです。いやもちろん売るんですが、それ以上に居場所を作ることなんじゃないかなと思うわけです。それも知的好奇心の高い人達のための。

本屋は心地よい居場所と書籍を(ある程度まで)無料で提供し、購入者側は気に入ったら納得の上でお金を落とす。

なんだか情報商材の無料オファーの流れに似てますが、「モノを売る」「お金を使わせる」ためには、やはりある程度は無料で提供して見込み客を捕まえないといけないということですな。

もちろんマナーの悪い客のせいで、書籍が売り物にならなくなってしまう等のリスクもあります。万引きによる品減りもそうです。でもそれって総在庫高の 0.5% にも満たない微々たる金額でしょう(たぶん)。それくらいのリスクならPR費用として割り切った方が、ぜったいに良い結果を生むはずです。

そして冒頭に挙げたような大規模書店はそれができているからこそ、私も気楽に足を運ぶわけです。

お店のターゲットはどこの誰なのか

でも大手だからできるんでしょ?

いやいやそれは違うと思いますよ。ターゲットを絞り込めばいいんです。

例えば裏渋谷に SPBS という本屋さんがあるんですが、ここはいわゆる一般的な雑誌書籍は皆無。その代わりある一部のターゲットには響きまくる品揃え。加えて店の雰囲気もすごく良いので、時間を忘れて居座ってしまうこともあります。

分かりやすい成功例だと思いますので、都内にお住まいの方は一度足を運んでみてください。

もちろんターゲットを極限まで絞り込んでしまうと、周辺層すらいなくなるので商売として成り立ちません。この選定のさじ加減はすごく難しいところではありますな。

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どんどん新しい試みをしてほしい

新しい試み

本屋じゃないくせに言いたい放題で恐縮ですが、いち消費者として楽しい/居心地が良い本屋がどんどん増えてくれればいいなと思っているだけです。

何でもネットでポチリじゃ味気ないじゃないですか。五感に訴えかけるのがリアル店舗の強みなんですから、どんどん楽しい試みをしてほしいなーと思うのでした。そしたら行きますよ、ほんと。写真はやりすぎですがw

もちろん立ち読みもさせてくださいね!

では再見。

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