当ブログではたびたびアパレル業界のリストラ記事をアップしてきましたが、悲しいかなコンスタントにアクセスをいただいております。
参考▶悲しきリストラ記事一覧
ユニクロは大失速だが、すでに次の稼ぎ頭ブランドが台頭してきている
情報をオープンにてニュースになったワールドや TSI ホールディングスのみならず、オンワード樫山やイトキンといった大企業もこっそり大リストラを行っています。景気が悪いな~というのは簡単ですが、かつて一世を風靡したこうした大企業/ブランドには、何かしらの共通点があるのかもしれません。
ユニクロ大苦戦は本当らしい
さて日本が誇る大ブランドといえば、ご存知「ユニクロ」が挙げられると思います。アイテムを問わないのであれば、誰でも1枚くらいは持ってるんじゃないですか?まさに国民服と言っても過言ではない。
私も無地 T シャツ、ヒートテック、ソックスといった何枚あっても良いアイテムをはじめ、コスパ最高のカシミヤニットなど、いろいろとお世話になっております。
そんなユニクロが大失速とのニュースが流れてきました。
おおぅ、これは確かに大苦戦。
ただ当ブログでも以前取り上げたように、今年は記録的な暖冬でした。気温の冷え込みが安定することのないままに12月へ突入。もはやコートをはじめとする冬物はプロパーでは売れなくなり、セールを前倒しして在庫圧縮をせざるを得ない。当然当初予定していた売上・営業利益からは下方へ乖離します。
もちろんこれはユニクロに限った話ではありません。国内アパレルすべての企業が、大なり小なり被害を被ったはずです。ですがユニクロの場合は海外事業も打撃を受けているようで。
深刻なのは国内だけではない。これまで業績を牽引してきた海外ユニクロも、第1四半期は当初計画を下回り、部門利益がマイナスとなった。世界的な暖冬による秋冬物の販売不振の影響が大きいという。
中国大陸では増収増益を達成したものの、韓国や米国で計画を大きく下回った。香港と台湾は景気減速の影響も重なり減益となるなど、厳しい結果となった。
とのこと(ソースは一緒)。
さらに私の周囲の関係者にも聞いてみたところ、皆一様に「ユニクロは今期めちゃ悪い」と言っていました。どういう関係者かは伏せますが、まぁ悪いのは確かなようです。
※ヤフコメは見てないが
こういうニュースが出ると、ヤフーニュースのコメント欄で「ざまぁみろ」的なコメントが湧いてくるんですが、あれって何なんでしょうね。しかも Facebook 連動の実名コメントで。やっかみを通り越して怨念すら感じることもしばしば。
ああ、私の周りにあんな人たちがいなくて良かった。
ユニクロはあくまでもいち事業
話を戻します。
ここで注目したいのが、悪いのは「ユニクロ」であるということ。あくまでも1事業の話で、母体であるファーストリテイリング全体が悪いとは書かれていません。
何なのかというと、ユニクロが悪い反面、逆にすごく好調と言われるブランドもあるんです。アンチのみなさん残念でした。
どうやら GU が絶好調らしい
好調と言われているブランドは「GU」です。
えええー。
全然良いイメージを持ってませんでしたが
大変申し訳無いのですが、私は GU に対してぜんぜん良いイメージを持っていませんでした。
ロゴがダサい。店舗の陳列、コーディネートともにダサい。生地の品質も価格と連動して安っぽい。自分はぜったいに買わないわ。こんな店銀座に出さないでよ。
辛辣ですが正直な気持ち。
ところが私のそんな思いとは裏腹に、世間では着実に支持を集めているようです。正確な売上高や伸び率については定かではありませんが、上述もした関連筋からは誰に聞いても「GU はすごく伸びている」とのこと。
今後の稼ぎ頭に成長していくのかも
もちろん店舗数はまだまだ横綱ユニクロとは比べものになりません。
- ユニクロ店舗数:844店舗(国内のみ)
- GU店舗数:335店舗