東銀座のインド料理といってパッと思い浮かぶのが、駅前のナイルレストラン。ムルギーランチが果たしてどの辺の料理なのかは存じ上げませんが、ラッサムやワダがメニューにあるあたりで、南寄りなんだろうなと勝手に思っております。
しかし実は東銀座には、もっと分かりやすい「ザ・南インド料理レストラン」とも言えるお店があるのです。
ダルマサーガラ@東銀座
それがこちらのお店。都営浅草線の東銀座駅を降り、晴海通りを築地方面に少し歩いたところにあります。
お店はビルの2階にあるのですが、この看板以外に大きな目印がないので、最初は通り過ぎちゃうかも。
ビルの入口付近にメニューが開いて置いてあるのですが、それを見るかぎりお値段はややお高め。というか自分が食べようとしているミールスについても全然値段調べてなかった。まぁせいぜい2,000円くらいっしょと高をくくって店内にチェックイン。
店内はやはり清潔感のあるインド料理レストランという佇まい。他のお客さんも静かにお食事をされている感じで、さすが銀座でございます。
ベジタリアンミールスを気合いでオーダー
それではさっそくオーダーしましょう。どれどれとメニューを拝見すると・・・
なるほど。なかなか気合の入った価格設定です。ランチで3,000円以上出すのは今半のしゃぶしゃぶランチ以来かもしれません。
実は他にももう少し安価設定のミールスはあったのですが、せっかく来たことだしということで上記ミールス A セット:2,900円(税抜)をオーダーしました。さすがにビールはやめときます。
まずはじめに出てくるのがトマトスープ。
真っ赤なトマトスープ。
ん?ラッサムじゃないの?と思わず口に出したら、スタッフのインド人(たぶん)に「トマトスープね」と言われちゃいました。
口に入れると確かにトマトです。スパイスもきつすぎず、なるほど食前のスープにピッタリ。
お待ちかねミールスは品数超豊富
そうしてスープを飲み干した頃にやってきました。お目当てのミールスです。
メニュー写真にもありますが、いちおう内容は下記のとおり。
- トマトスープ(上記)
- ラッサム(一番右の器)
- サンバル(右から2個め。隠れて見えん)
- ボリヤル2種(左から2個めと3個め)
- ライター(ヨーグルトサラダ)
- ウディンワダ
- ライス(ジャスミンライスにしました)
- プーリー(真ん中)
- パパド(真ん中プーリーの下)
- アチャール(オレンジ色のピクルス的なもの)
- チャトニ―(アチャールの隣の緑ペースト状のもの)
- インディアンスウィート(後述)
- チャイ
すごいですね、ここまで品数の多いミールスセットはなかなか無いかもしれません。さっと写真を撮影し、さっそくいただきました。
味はもちろん器も高級感演出に一役
全般的には八重洲のダクシンに近いような気がしました。ラッサムとサンバルはけっこうスパイシーで汗が吹き出ます。しかし2種類のボリヤル、そしてヨーグルトの酸味やチャトニ―の甘さがその辛みをええ塩梅に中和してくれ、辛いのが苦手な人でも美味しくいただくことができますよ。
また器もすごく良いです。重みのある銀食器で、決して町の食堂ではない、れっきとしたレストランであるという演出にも器が大きな役目を担っています。(※最近食事における器の重要性に気づいてきました)
なおこれだけメニューも多いので、ふつうに食べているとライスが無くなってしまいます。私は嫁ちゃんから分けてもらったからよかったですが、行かれる方は配分には気を付けて食べるようにしてください。
デザートで度肝を抜かれる
さて、ミールスを食べ終わったら、おまちかねのデザートタイム。
むむ、完全に初見の食べ物です。「グラブジャムン」と言うそうです。
小さい頃に食べた、りんごを剥いてお湯に砂糖を溶かした汁に浸したおやつ(名称不明)を彷彿とさせます。甘いことに間違いはなさそう。
そして固形部分をスプーンで少しすくってパクリ・・・
あんまッ!!甘いッッ・・・!!!
決して誇張するわけじゃありませんが、いままで生きてきた中で間違いなく一番甘い食べ物ですわこれ。
まず固形部分は全然りんごではなく、なんでしょう、ドーナツ的な感じ。揚げ感がありました。それが甘~~いシロップに芯まで浸っており、もうどこをかじっても甘みがほとばしる~。
少しずつ食べて完食しましたけど、これは本当に驚きました。すごいなインド。
チャイは普通(ホッ・・・)
んで最後にチャイ。これも激甘だったらどうしよう。
これは普通の甘さで安心して締めることができましたw
価格相応の満足感を得ることができました
以上が東銀座ダルマサーガラのミールスでした。価格だけ見るとさすがの銀座プライスですが、味もバリエーションもボリュームもしっかり満足することができました。
しかし正直なところ、デザートのグラブジャムンがすべてを持っていった感は否めませんw もう本当にびっくりしたのですが、不思議とこれを書いている今、また食べたいな~と思い始めている自分がいるのも事実。
さすがに足繁く通うのはお財布事情的にきついですが、いつかまたお邪魔して甘さにやられちゃいましょ。
では再見。
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