6月1日(月)より改正道路交通法が施行され、地域によっては取り締まりが猛烈に強化されているんだとか。
都内の私の住まい付近では特になにかをしている感はありませんし、今までどおり歩道を走っている人が多いですね。ママチャリ=歩道、ロードバイク=車道と棲み分けがなされてる感じ。
ところが先日所用で江東区の某所に行ったのですが、そこでは取り締まりは盛り上がっていましたよ。200メートル置きに警察官が配置され、自転車で歩道を走っている人は強制的に降ろされて注意を受けているようでした。
一度運良く振りきったとしても200メートル先でまた捕まるという恐ろしいシステム。捕まえる方も捕まる方もお疲れ様です。
完全な法律などないのだが・・・
善良な自転車乗りには例外を認めてほしい
法治国家で集団生活をすることにおいて法律遵守は大前提にあること。当たり前だ。皆が法律を積極的に遵守するから、私達は安心安全な暮らしを営むことができます。
でもね、法を守るのが人間なら、法を作るのも人間です。やっぱり完全なものなんてありません。
原則としては自転車も車道を走るべきでしょう。しかし朝の環七を子供を乗せたママチャリが走っている姿など見たくありません。危なすぎでしょ。
やはり原則があれば例外もあり。然るべき整備がなされた車道~自転車用レーンがあるなど~じゃない道路に関しては、事故の危険性があるので歩道走行を許可してあげるべきじゃないのと思います。
一方でマナーの悪い自転車乗りは相当数いる
ただし。
善良な自転車乗りのみなさんに対しては心からそう思うのですが、一方でひどい運転をする人がいるのも事実。道交法が改正された背景にあるのも、こうした人達のせいでしょうね。
- 歩道が混んでいても絶対に降りようとせず、フラフラ運転して人にぶつかる
- 同、無理にすり抜けようとしてぶつかる
- 猛スピードで爽やかに逆走
- チャリンチャリン鳴らしすぎ
- お友達同士並走するママチャリ
あるある(怒)。
彼らに共通するのは、自転車>歩行者という勘違い。こうした人達は歩道に限らず、車道でも高い確率で信号無視をする人種です。子供乗せて信号無視なんて正気の沙汰ではありません。
道交法改正の背景で渦巻いている感情
結局ですね、根底にあるのは
ムカつく
という思いなんですよ。仕事でトラブっても、担当者の誠意が見えれば大事(おおごと)にはしませんよね。逆にひどい対応されるととことん詰める。
悪マナー自転車は上述のようなことがあっても絶対に謝らないし悪びれない。退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!というまるで聖帝サウザーのような強靭なメンタル。
データで確認してみよう
こんなデータがありますよ。
出典:自転車事故の推移/警視庁(リンク先ページ消滅)
スマホだと見づらいかもしれませんが、法改正の前から自転車関連事故は件数・事故への関与率ともに年々減少しています。
こちら関与率だけ抜き出したグラフ。
出典:自転車事故の推移/警視庁(リンク先ページ消滅)
ネイビーが都内、ピンクが全国です。都内の関与率が全国と比べて高いのはしょうがないにしても、やはり比率は下降傾向。減ってるんです。
いやいや!重大事故が多いんでしょ?という声もあるでしょうけど、交通事故での全死亡者における、自転車の割合は約 13% で横ばい。人数で見るとやはり減少傾向にあります。
いずれも出典元でデータは確認できるんで、興味ある人はどうぞ。
参考▶都内自転車の交通事故発生状況
繰り返しとなりますが、法改正がなされた背景にあるのは、自転車乗りのマナーの悪さに皆がそろそろ我慢できなくなってしまったってことです。事故が減ってるのは歩行者や自動車が気を付けているおかげだぞ!調子のんなよ!と皆がキレた結果なのでしたw
目配り気配り心配りの精神
ネタっぽく書きましたけど、これは自転車に限った話ではありません。
普通に暮らししてても、肩がぶつかったり、傘が当たっちゃったり、小さなトラブルは山ほどあります。その度に法律を持ち出すことなんてしないでしょう。
今日の自分は被害者でも、明日の自分は期せずして加害者になる可能性があるんです。
目配り気配り心配りを忘れずに、許し合いの精神で過ごしましょ。万が一相手に小さな危害を加えてしまったら、逃げずにちゃんと頭を下げること。
普通のことですよね。
では再見。
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