巷で人気のDAIWA PIER 39(ダイワピア39)。デビュー時からチェックはしているものの、「ふーん」という感じでなんとなくスルーしていたブランドでした。
しかし2023年SS、なんだか変に思いたち、いろいろと購入してみました。
DAIWA PIER 39の優れている点
ということで今回は、DAIWA PIER 39を何着か買って着てみた感想をつらつら書いてみます。まずは良いねという点から。
ルーズなサイズ感はいまの気分
DAIWA PIER 39といえば、なんといってもこのルーズ感のように思います。
「釣りしててこのルーズ感はないんじゃないの?」という声もあるかもしれませんが、まぁ着ないでしょ。ガチの人はこういうファッションラインじゃなく、ちゃんとDAIWA本体を買いましょう。
で、このルーズ感。実際に着てみると、かなり思い切ってるなぁという感想です。
ダボダボ一歩手前。この表現がいちばんしっくり来ますかね。
テック素材はなかなか感心する
DAIWA PIER 39の商品名って、必ず「techなんとか」なんですね。つまり天然素材ではなく、なにかしらの機能素材が使われていることが多いです。
2023SSでいうと、ナイロン100%のデニム(のような素材)はけっこう良かったですね。シワはつきやすいけどすぐ落ちるし、軽いのがナイス。
あと同じくナイロン100%でコットンライクな表情を出したセットアップ。ほんと一見コットンなんですが、実は手入れも簡単なナイロン素材という。
改善希望点もあるよ
では次に少し改善希望点を。「そうなのよね~!」という人はたぶん日本に500人くらいはいると思います。
パンツのウェストが緩すぎ&ウェストのドローコード役立たず
DAIWA PIER 39のパンツはどれも股上がとても深いです。そしてウェストは表記よりも大きいです。当然ウエスト調節用のドローコード(紐)がついてるんですが、これが役に立たない。一応締めることはできるんですが、物足りないんですよね。
かつ、ウェスト部分をぐるりとドローコードが巻いているわけでもないので、たぶん力入れてぐいっと締めると途中で縫製部分が切れちゃいそう。うーんなんでこういう作りにしてるのか。こうしたいならウェストゴムのテンションをもっと強くしないとしんどいです。
結果として、極太パンツをめちゃ腰履きで吐くオッサンが出来上がります。いやまぁいいんですけど、ここは改善していただきたい点。
パンツのレングスが短い
あと5cm長かったら喜ぶ人はかなりいそうな気がします。や、5cmとは言わずも3cmは。。
上述のとおりウェストが緩くてダラッと下がってくるので、結果的にジャストレングスになっている場合が多いのですが笑、だったらウェストの仕様改善させてレングスを少し長くしていただいたほうがいいと思います。
夏場は全体的にきつい素材感
ここんちのブランドで使っている素材は基本的にテック◯◯ということで、天然素材は使用していません。そのため暑くなってくると通気性が悪いので蒸れます。そうですね、たとえば機能素材パンツを履いて歯医者に行くじゃないですか。小一時間ばかり横になって起きると、かなり汗びっしょりです。パチンコ行く人も気をつけて。
天然素材なら適度に通気されて汗も吸収してくれるのですが、これは気持ち悪しです。初夏はまだ耐えられましたが、夏日が続いてきてからはパンツはまったく着用しなくなりました。
釣りとかキャンプならいいかもしれませんけどね、あまり街着向きじゃないって感じ。
カジュアルだし細かいことを気にせず着倒すべし
人気のDAIWA PIER39ですが、こんな感じで良し悪しを感じました。
でも個人的には改善希望点はけっこう「だったらいいね」くらいのテンションでして、機能素材を街着にうまく落とし込み、かつ時流に沿ったサイズ感で少し大人っぽいアイテムを展開してくれているのはかなりナイスです。汚れてもいいので、なんやかんや毎日着ております(上述のとおり夏場に入ったら一切着てませんが)。
2024年5月追記:結局全部売った笑
このようにわりと褒めていた2023年春夏。
しかしそこから時は過ぎ、いま2024年5月。残念ながらDAIWA PIER 39のすべてのアイテムは我が家から売り払われてしまいました。
うーん、やっぱりあのシルエットとテックに振り切った素材は、かなり振り切ったカジュアルなんですよね。若者のみなさんにはいいと思いますが、40過ぎたオッサンにしてみると、数回着て体験したらもう十分かなと。ちょっとだらしなく見えちゃう。あと肌に触れるアイテムはやっぱり天然素材がいいよねというのも大きな理由。
メルカリに出したら数日で全部嫁に行きました。いままでありがとう。
そんなこんなで再見。
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