狭い日本の住宅事情、というかトイレ事情。一軒家なら小便器も備え付けられていることが多いと思いますが、マンションだとなかなかそこまで余裕がありません。洋式便器一本ですべてをまかなうケースが多いと思います。「座りション」なる単語が市民権を得た背景でもあります。
しかし一歩外に出れば違います。商業施設や駅の構内にある共用トイレには、ずらりと小便器が立ち並びます。そして家では座りションをしている男たちも、ここでは堂々と立ったまま用を足すのです。
立ちションは男の生きざま
ところで人間(男)は本能で立ちションを会得するわけではありません。生まれた環境や育った環境、家庭環境により異なりますが、必ず自分以外の年上の誰かにその方法を教わります。
そして年齢を経て身体的な変化、あるいは精神的な変化が生じることによって、その方法にも微妙に変化が生じてきます。
んである時ふと気がつきました。世の男性一人ひとりで身体的、あるいは精神的な特徴は異なります。ゆえに100人いれば100通りの立ちションスタイルが存在するはずです。一人ひとりの生きざまを具現化しているといっても過言ではない。
とはいえ100通りを書き出すもの至難の業。今回はその中から、私がよく目にする数個のパターンに絞ってみたいと思います。
①収納時「く」の字型スタイル
ひとしきり出し終えたのち、ソーセージをズボン(パンツ)の中へと再び収納する必要があります。え?普通に出した動きと逆の動きをするだけでしょ?いやいや違うんです。
このスタイルの方々は、収納時に腰をぐいっと後ろに引きます。それば横から見るときれいな「く」の字型。
もちろん彼らの彼らまで確認することはありません。が、そこまで体を折り曲げないと収納できないということは、察するに相当なウィンナーなのでしょう。うらやましい限りです。
②超接近スタイル
こちらは小便器に体ごと密着させるスタイルです。
このスタイルはわりとわかりやすいのではないでしょうか。なんらかの事情でポークビッツを見せたくないのです。サイズの問題なのか、はたまた形状の問題なのかまでは察しえませんが、とにかく見せたくないという思いは隣の私にもビンビンに伝わってきます。見ねーよ。
ただ清掃が行き届いていないトイレも数多くあります。あまりの密着は衛生上いかがなものかと思います。
注!やむなき事情があることもある
なんの話題かと思ったらw、俺は超接近スタイルだけど理由は腰が痛いので便器に手すりのついているタイプだと手すりにもたれる事が多い><女性必見!普段の姿からは見えない男の6つのスタイル https://t.co/Zk55Aoe2bX @higotandaさんから
— おっちゃん@ユルフワブロガー (@diyakinaito1) 2016年3月25日
という場合もあります。確かに腰の痛みを考えればどこかにもたれかかるのが楽。「見せたくない」だけが理由じゃありませんでした。
③超遠隔スタイル
こちらは接近とは逆のパターン。異様に便器から離れるスタイルですね。
接近型が「見せたくない」という心理の現れだとしたら、こちらは「見てほしい」という心理でしょうか。あるいは妖刀村正が長すぎて大きすぎて切っ先が便器に当たってしまうがゆえに、離れざるを得ないのかも。残念ながらそこまでは私も観察できておりません。
離れるのは別にいいようにも見えますが、これかなりリスクが大きいんですよね。まず跳弾の飛び散りが大きくなること。さらに意図せず二股で放出されてしまう事態になった場合のリカバリーが難しいという2点。勢い次第では隣の人にまで損害を与えかねません。
まぁほどほどに。
④吐息振り絞りスタイル
う、うああぁぁぁ~
のおおうぅ・・・
男子トイレにはこのような声がこだましています。いや私はしませんが。せいぜい「ふうっ」くらい。
おそらく限界まで我慢をしてたんでしょう。その開放感と快感がこの妙な声のもとになっているのだと思います。ゆえに個室ゾーンでも隣の部屋から同様の声を耳にすることがあります。
うるさいですがこれは容認してあげましょう。
⑤やたら切るスタイル
オッサンの大敵「残尿」。ジーンズのような地厚で濃い色目の生地ならいいのですが、スーツのような薄手ウール素材や霜降りグレーのスウェット素材は大変です。1ミリリットル程度の残尿でも、パンツを通り越し生地表面に顔を出します。