上野・御徒町エリアには宝石屋さんがたくさんあります。そして宝石商にはインド人が多いです。
そのせいでしょうか、JR 御徒町駅付近には、 アーンドラ・キッチン と ヴェジハーブサーガ という名店が存在しています。さらに少し離れた場所には デリー もあり、南インドカレー好きにはたまらんエリア。
ただどれも JR 御徒町駅の西側に位置してるんですよね。まぁ西側は商業エリアでいつも混み合ってるので当たり前。
逆に東側は静かなもの。特に首都高下を横切るとオフィスビルや古くからある中小企業が多くなります。ですので、よっぽど決め打ちの用事がなければあまり足を踏み入れないエリア。
上野側に歩くとコリアンタウンがあって、美味しい焼肉や珍しいキムチにありつけます。
だがしかし、そんなエリアに実は美味しい南インド料理を出すお店があったのです。あれ?全然知らなかったわ。
ベジキッチン@御徒町の東側
今回うかがった店舗は「ベジキッチン」。
もはや集客には逆効果に思える外看板
店舗付近にはメニュー看板が設置されており、誘導の役割を果たしているのですが・・・
なかなかパンチがきいております。
ちょっと寄ってみましょう。
ジャニーズ事務所の人でも映っていたんでしょうか。というくらいに部分部分できれいに色が抜け落ちてしまっています。これを見て「きゃー美味しそう!」となるかは謎。
だがしかし、画像右下をよく見ると「南インドランチ」の写真が輝いているではありませんか。見つけたからには食わねばならんでしょう。
グリーンで統一された奇妙な外装で目立ちまくり
店舗はこの看板から 10 メートルくらいの場所に鎮座しています。
外の看板からしても、この佇まいからしても、ここ数年でできたようなお店ではないことがわかります。この辺たまに歩くことがあるのですが、全然知りませんでした。
しかしすげー色だな。
店名にあるとおりベジタリアンメニューのみ
この日は 1F が混み合っていたので 2F に通されました。欧米系の外国人がすごく多かったです。
良く言えば質素な、悪く言えば殺風景この上ない内装。インド料理的な要素はなに一つありません。
北メニューも南メニューも取り揃え
ランチメニューはこの画像のとおり。
「北・南インド料理」と書かれているように、ランチメニュー上段は一般的なカレーセット(北)、下段はドーサやミールスなど南な感じ。
そして見てわかるように、チキンもマトンもありません。店名のとおり完全にベジタリアンメニューとなります。
カレーの選択時はちょっと注意を
もちろん私はミールスを注文するのですが、カレーは下記の中から一種類を選ぶことができます。
ここで注意点があります。
ミールスのメニューを見ると、このように書かれています。
サンバール、ラッサム、1 種類カレー
んでこの本日のカレーメニュー①~⑤なんですが、サンバル=④、ラッサム=⑤です。なのでカレー 1 種類を選ぶ際に「じゃあ⑤で!」なんていうと笑われちゃいます(多分)。①~③の3つから選びましょう。
味濃いめ & 辛めで男らしいミールス
そうしてオーダーして待つこと数分、やってきましたミールスです。
画像左からこのような配置。
- プーリ 2 枚
- パパド
- ダール(豆カレー)
- サンバル
- ラッサム
- ライス
本当はロティを食べたかったのですが、うっかりなにも言わなかったらプーリになっちゃいました。
サラダが先に出てきて食べちゃったので、ポイントとなる色目もなく、かなり男らしいビジュアルとなってしまいました。味付けも濃いめ & 辛めのストロングスタイル。食べ終わるとかなり汗だくになりました。
ラッサムがとても特徴的
特徴的なのはラッサムでしたね。これまでいろいろなお店のラッサムをいただいてきましたしたが、どこにもない特徴的な味付けでした。もしかしたら苦手に感じる人がいるかもしれないくらい、とにかく特徴ある味。
ライスはジャスミンライスを使用。ミールスでライスが器に盛られてくるのは珍しいですね(というか初めて)。もちろん最初からひっくり返していただきました & おかわり 1 回。
最後には温かいチャイで食べ疲れた身体を休め、終了です。
荒っぽいけど、どのメニューも美味しそうな良店
正直、いわゆる南インド専門店的な繊細さはありませんでした。でも私は好きな味でしたよ。特にラッサムは慣れたら癖になりそ。
また、このクオリティであれば、北のカレーもかなり美味しいんだろうなぁと思います。街中の一般的なインド料理屋さんはバター多用のコッテリ仕様ですが、ここなら北でもサラッと美味しいものを出してくれるはずです。
近所で仕事してたら通いつめたい良店でした。
では再見。
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