都内近郊、あるいは大阪近郊のような大都市エリアは、公共交通機関が非常に発達しています。
実家(岩手)では電車にのるときは時刻表で下調べするのが基本でしたが、上京してからはほとんど見なくなりました。だって 5 分待てば次の電車が来るんですもん。田舎から上京した人間が、最も驚く点のひとつだと思います。
ということで五反田家ではマイカーを持たず、もっぱら移動は電車です。そういう人、多いんじゃないでしょうか。
鉄道会社の利用促進キャンペーン
さてオンでもオフでも電車に乗っていると、鉄道会社がお得なキャンペーンを打ち出していることがあります。
代表的なものは京浜急行さんでしょうかね。「みさきまぐろきっぷ」や「よこすか満喫切符」は有名だと思います。
みさきまぐろきっぷ | おトクなきっぷ | 遊ぶ・出かける | 京浜急行電鉄(KEIKYU)
私もみさきまぐろきっぷは 3 回かな?利用したことがありますが、かなり満足度高いです。京急線近くにお住いの方は騙されたと思って行ってみてください。
そしてここまで豪華ではないのですが、わりとお得なキャンペーンを地味ぃ~に展開している鉄道会社を発見しました。
トライアングルチケット@東急電鉄
それは東急電鉄さんが展開している「トライアングルチケット」なるもの。
知ってました?知りませんよね?
ふつうに東急線各駅の券売機で購入できるのですが、完全に言われないとぜったいに気づかないレベル。よく気付いた私。
おしゃれな街、渋谷・自由が丘・二子玉川を結ぶ東急線トライアングルエリアが、1日中乗り降り自由になる周遊きっぷです。
とのこと。なんだかお得そう。
トライアングルチケットの概要
概要は下記のとおり。
購入場所 | 東急線各駅の券売機(発売時間:始発 ~ 22:30 )
※世田谷線・こどもの国線は除外なのでご注意 |
価格 | おとな 400 円、こども 200 円
※トライアングルエリア以外の駅で購入の場合は、往復乗車券セットで買うとさらにお得(後述します)。 |
有効期間 | チケット購入当日のみ |
東急線沿線ならどこでも購入可能
トライアングルチケットは東急線ならどこでも購入できます。東急池上線の五反田駅だろうが、東急東横線の横浜駅だろうが、どこでも OK 。
ただし表の中でも「※」になっているとおり、残念ながら世田谷線とこどもの国線は除外なのでご注意を。
価格は購入駅によって異なる
おとな 400 円、こども 200 円
たったこれだけでトライアングル区間内はどこの駅でも乗り降り自由となります。安い!
しかしこの金額は、あくまでもトライアングル区間内の価格。この区間外から行く際は、当然ながら運賃が追加されます。
トライアングルチケットはかなりお得になる優れもの
とはいえ論より証拠。実際に購入して乗り降りしまくってみました。どれだけお得になったんでしょうか。
このときは東急大井町線の大井町駅から往復で購入し、520 円でした。
特になにもなければ購入駅で往復購入がお得
仮に往復で買わなかった場合と比べてみると・・・
往復にしなかった場合 | 大井町→自由が丘 | 154 円 |
トライアングルチケット | 400 円 | |
自由が丘→大井町 | 154 円 | |
合計 | 708 円 | |
往復で購入した場合 | 込み込み | 520 円 |
お得金額 | 188 円 |
なんと 188 円もお得になりました。
注意事項を挙げるとすれば、往復切符を購入した場合はトライアングル区間外での途中下車ができないこと。たとえばこのチケットを使って、同じ大井町線の旗の台駅で降りようとすると、自動改札で引っかかります(経験しました)。
とくになにもないようなら、往復で購入することをオススメします。
基本ルールはしっかり理解しておきましょう
繰り返しとなりますが、往復切符を購入する場合は
- トライアングル区間内は乗り降り自由
- トライアングル区間外は途中下車できない
この基本ルールを予め理解しておきましょう。
1 日中使いまくると想像以上のお得金額に
あとはチケットの恩恵を最大限に享受すべく、トライアングル区間内で乗り降りしまくりましょう。
この日はかなり意識して使ってみました。都度支払った場合の運賃と、トライアングルチケットの金額を比較すると・・・
都度支払った場合 | 大井町→自由が丘 | 買い物とランチ | 154 円 |
自由が丘→学芸大学 | 知り合いに挨拶とぶらぶら | 124 円 | |
学芸大学→代官山 | 買い物とカフェ休憩 | 124 円 | |
代官山→渋谷 | ヒカリエ見て乗り換え | 124 円 | |
渋谷→二子玉川 | 買い物とぶらぶら | 195 円 | |
二子玉川→大井町 | 帰り | 195 円 | |
合計 | 916 円 | ||
トライアングルチケット価格 | 520 円 | ||
お得金額 | 396 円 |
おおおー、なんと都度支払いして乗降するよりも、396 円もお得になったことがわかりました。
自分でもいま初めてどれくらいお得になったのか理解しましたが、かなり大きいですねこりゃ。
まとめと各駅からの運賃一覧
極力かんたんに図でまとめると、こんな感じですかね。もちろん図で示されている線以外にも、東急線ならオールオッケー。
せっかくお得なんだから、もっと目立たせないともったいない
以上が東急電鉄さんのお得きっぷ「トライアングルチケット」でした。かなりお得になりましたよね。
ただし冒頭にも記したとおり、購入しようとしてもとにかく目立ちません。実際に駅の券売機でもしばらく探す羽目にはると思います。見つからないときは駅員さんに尋ねてみてください。
そして東急電鉄さんにおかれましては、せっかくお得に使えるチケットなんだから、もっともっと目立たせたほうがいいと思います。東急沿線は個性的な商店街も多いですし、もったいないっすよ。
余談: お金を使っている感覚が薄れている自分に気がついた
しかし最近は IC カードでの乗り降りが当たり前となりました。電車やバスを利用するときでも、自分が運賃としていくら支払っているのか正確に把握できていません。さらにオートチャージ機能なんか持たせてしまうと、お金を使っている感覚すらなくなってしまいますよね(超便利ですけど)。
自分で書いた記事ですが、いままでの使い方を少し見直すいい機会だったかもです。
では再見。
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