今回は20代の人に読んで欲しい記事です。
スマホの普及は我々の生活に大きな変化をもたらしました。最も大きな変化としては、情報流通網の広がりが挙げられると思います。簡単に言うと、いつでもどこでも誰でもスマホで最新のニュースや情報を得て、かつ SNS で個人間の交流もできるようになりました。
なのでその気になれば、人と一切会わずとも膨大な量の情報を得ることができちゃいます。「人と会って話す時間も無駄。情報だけくれ」なんつー人もいるかもしれませんね。
でも結局人と人なんすよ。
実感を伴わない情報は軽い
ニュースアプリやはてブなど、情報を得ようとすればいくらでも得ることがきます。自分で整理できる範囲であれば、情報は無いよりもあった方がいいでしょう。ブログ記事を書く際のソースとして使えるかもしれませんしね。
でもネットで得た情報って、リアルのお仕事だと使えない場合がほとんど。
なぜならネットで無料で得ることができる情報なんて、皆知ってて当たり前だからです。軽いんだな。商談前の雑談の「そーいやあんなニュース出てましたね―ワハハ」程度。
生きた情報は生きた人間からしか出てこない
本当に重要で使える情報というのは、やはり「会ったコミュニケーション」で得ることがほとんど。
メールやメッセンジャーは要件を伝え合うツール。とある主題に対していくら活発にやり取りがなされたとしても、ある意味「余計な」情報がこぼれてくることは稀です。
実際に会って会話する中での「流れ」とか「間」。これが重要。
理解できないという人は、あと10年くらいもまれてみましょう。
ギブアンドテイク
でもそんなに都合よくポンポン情報をくれる人なんていません。やはりいただくからには、こちらも与えないと。欲しいならまず自分から与えることが手っ取り早い。いただいて悪い気はしませんもんね。
ただ、自分情報通です!とアピールしたいがために、ベラベラ情報を垂れ流すのはもちろん逆効果。こういう人の話を聞くぶんにはいいですが、「自分の教える情報も他でしゃべられるのでは」と思われ重要な情報は入ってきません。
口の軽い人には内緒話したくないでしょ。
キーマンとの長期的なネットワーク
しかしそうは言っても体は1つ。いくら会って話して情報交換をと言っても、普段の業務もあるしそんな時間もありません。どうしましょう。
各分野のキーマンを作る
ここで私が私が尊敬する先輩に教わったこと。
各分野でのキーマンを1人作るべし
自分の社内を想像すると分かりやすいです。
自分の部署に例えば10人いたとしましょう。10人全員が同じくらいの力を持っていればいいですが、それはありえません。できる人が2名、できない人が2名、残り6名は普通といったパターンが多いのかな。
例えばこの部署の状況をヒアリングするとしたら、全員に聞く必要はないですよね。この中での2名の「できる人」に聞けば事足りるはず。
そう、簡単に言うと彼らこそがキーマンです。つまり各分野のキーマンと交流さえすれば、最小の労力で密度の濃い情報を得ることができるってわけです。
でも仮に自分が20代のペーペーだとして、業界の超大物と定期的に会ってお話する機会なんて持てません。レベルが違います。自然と自分と同じ程度の年齢、役割の人に落ち着きます。
末永いお付き合いで強いネットワークに
こうしたキーマンは先方社内でも重宝されています。年月が経つにつれてどんどん要職へ就きそれなりの権限を得ていきます。
そしてそれは自分も同じ(だと良いですね)。
最初はペーペー同士ですが、10年後はさらにレベルの高い情報を交換し、質の高い仕事ができるようになっているはずです。もう戦友と言ってもいいでしょう。そうして気が付くと強い活きたネットワークができあがっていますよ。
人として魅力的になろう
でも一番重要なことがあります。
それは、仕事ができること以上に、情報を持っていること以上に、人として魅力があるかどうか。じゃないと長いこと付き合えませんもんね、お互いに。
「あの人と会って話したいなー」と思ってもらえるかどうか。会って楽しい、気付いたら色々情報得ることができていた。そんな状態がベストですね。
私もまだまだ道半ば。
では再見。
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