素敵な言葉ではありますが、このご時世果たしてそうなのか?と思うことは多々ございます。社会貢献する=誰かの役に立つものでないならば存在価値はないと思います。
分かりやすいところだと一時大きな話題になったあのアフィリエイター?起業家?さんとか。無形のノウハウを販売する事自体は否定しませんけど、ありゃ無いっすわ。あれで幸せになるのは胴元だけですやね。
そんな入口からのお話です。
都会のど真ん中で発生した爆発事故に遭遇
数年前のことです。当時勤めていた会社のオフィスは、閑静な住宅街にこぢんまりとしたオフィスが散在しているようなエリアにありました。なのでいつも静か。
聞いたことのないものすごい爆音
しかしある日、普段の静寂をぶち壊すものすごい爆音が響き渡りました。「ドーン!」というレベルじゃないですね。「ドワオーン!」いやもっとか。「グワァラゴワガキーン!」・・・これはドカベンの岩城のホームラン打った時の音。まぁそれくらい形容しがたい音だったわけです。
「ビルにトラックが突っ込んだか!?」最初はそう思いました。自社ビルでそれは痛い(私のビルじゃないですが)。
急いでビルの外に出てみるとどうやらビルは無事。ホッとしつつも「じゃあさっきの爆音は何?」と思った矢先、またもや爆音が。どうやら音源は近所の模様。
そして少しビルから離れてみると、近所の民家から煙が!火が!爆音が!そう、火災が発生していたんです。
動く意志のある人はそれぞれできることに動いていた
なんで民家の火災で爆音が?と思いましたが、後から聞いたら火薬を取り扱うお仕事を営んでらっしゃったようです。
救助活動には外国籍の某芸能人が大活躍してました。家の中に残されたご家族を助けに行こうとするおじさんを体を張って必死で止めていた姿が記憶に残っています。テレビでのおどけた姿とは正反対で「ヘラヘラ見てないでお前ら手伝えよ!」とキレまくっておりました。そりゃそうだ、取り巻きの9割=近所の会社の人達は単なる野次馬だったので、キレる気持ちもわかります。
じゃあ私は何をしていたのかというと、交通整理を行っていました。渋いけど重要だ。現場につながる道路はわりと狭かったので、一般車両が知らずに入り込んでくると消火・救助活動に支障をきたす可能性があります。
ということで大通りから現場へつながる入口中央に仁王立ち。一般車の通行止めを行い、救急車が来たら現場へ誘導するという交通整理をしてました。けっこうな交通量の道ですけど、やればできるもんです。
その後20台くらいかな?すごい数の救急車がやって来たところで私もお役御免。もう素人ができることもないのでオフィスに戻りました。
いやはや、今思い出してもショックな出来事でした。
傍若無人、厚顔無恥、最適な形容句は何か
しかしここから嫌ぁ~な経験をすることになります。
最初はマスコミ取材にも好意的に対応したけど・・・
真っ昼間の住宅地での爆発事故ですから、そりゃまぁニュース性が高いわけです。救急車が来て消火活動を始めたあたりで、付近にはどんどんマスコミ各社が押し寄せました。テレビ局が多かったですね。
私は当時喫煙者だったのでビルの外でタバコを吸ってたんですが、私が目撃者と知るやもう取材ラッシュになりました(※放映されてませんw)。
最初はこちらも伝えなければという思いで真摯に対応しました。でも話しているうちになんかムカついてきましてね。会話の内容は覚えていませんが、すごく高圧的な、人に物を尋ねる態度じゃなかったことだけは記憶しています。
私も人の子、気に入らない人には情報提供などしたくありません。タバコの火を消してまたオフィスに戻ることにしました。
おかげさまで大嫌いになりました
でも彼ら「待ってください!」と後を付いてくるんです。さらに驚くことに、人のビルの中までズカズカ入ってくるんですよあの人達(繰り返しますが自社ビルです)。ビルの廊下まで入り込み、入口ドアをガンガン叩いて「話を聞かせてください!」「画像ください!」と大声で叫ぶ始末。
心底ウザかったので、ドア越しに「不法侵入と営業妨害で通報しますよー」と伝えたところすぐに静かになりました。たぶん別のターゲットを探しに行ったんでしょうね。切り替えの早さもさすがです。
ということでもともと好きではなかったマスコミさんのことが、もっともっと大嫌いになりました。
そんなに求められて無いんだからもっと気楽にどうぞ
しばしばマスコミの強引な取材というものが問題になりますが、ちっとも改善される様子はありませんよね。当事者じゃない人間ですらこれですから、もしも当事者になってしまったらと思うと背筋が凍ります。
マスコミの皆さんからしてみれば「そんくらいで何言ってんの」でしょうけど、そのギャップに気付かない/気付いても無視するその態度こそが「マスゴミ」と揶揄される所以かと思います。
マスコミには「報道の自由」はあっても「報道の義務」は別にありません。人様に迷惑をかけてまで取材しなきゃならんという義務はないんですから、気持ちを楽にほどほどにやっていただければ幸いです。テレビ離れの流れは止まりませんし、そんな気合い入れて取材しなくても大丈夫ですよ^ ^
では再見。
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