イクメン部下だから仕事から外されるんじゃなく、単に必要ないだけ

Twitter の TL を眺めていたら、島耕作の作者の弘兼憲史さんが何やら炎上しているとのツイートが。元記事へ辿って行くと、どうやらこういう話が発端のようです。

いかにもな内容ですね。これはカチンときた人も多かったのでは。

そもそもイクメンとはなんぞや

「イクメン」とは「子育てする男性(メンズ)」の略語。単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す。

コトバンク

なるほど、イクメンの定義自体には特にネガティブなイメージはないですね。むしろ今後は増えてくるんじゃないですか?

昔と比べるとライフスタイルは複雑になりましたし、家事育児についても完全分業の家庭も少なくないでしょう。私にの周りにも多いですよ。

企業側はけっこう対応してると思うけど@都内

HA0521 - Bedford staff and M1. A set of images of HA staff in the Bedford office and new section of M1, north of junction 9. March 2010Photo by Highways Agency

そして企業側もわりと対応していると思います。まだ小さいうちは発熱しやすかったりしますよね。体調が安定するようになるまでは、時短勤務や遅刻早退も大目に見るとかね。

役員自らがそうした勤務形態をとっている企業もあります。役員=経営者なので、本当は定時なんて関係ないんですけどね。でもそうすることで一般社員も気兼ねなく同じように育休や時短勤務をすることができると。

と考えると、企業側では引用元の記事で反論している皆さんのニーズには応えてるんじゃないでしょうか。むしろ積極的に対応してると思いますよ(私が知っている企業は)。

単に会社に貢献しない社員は要らんという話じゃないのかな

ただ勘違いしちゃいかんことが1つあります。

それは

会社に貢献しない社員は必要ない

ということ。

caution

photo credit: cogdogblog via photopin cc

簡単な話です。社員=安泰と思って実績も出さない、成長もしない人間はそりゃ大事な仕事は任せられませんし、出世や昇給だってしませんわ。

イクメン自体に問題があるわけじゃないです。ただ、自分が給料をもらっている会社への貢献も考え、うまくバランスを取っていく必要があると思いますよ。

んで今回はたまたま分かりやすい(極端なタイプの)イクメンにスポットが当たっただけじゃないすかね。SAPIO 読んでないけどw

どのみちオンオフの明確な切り替えは難しくなる

カフェ

Photo by markus spiske

ここからは余談ですが、オン/オフを明確に切り分けちゃうような人=土日は一切仕事のことを考えたくないです・・・そんな働き方をする人の割合は減っていくと思っています。つまりオン/オフの境目を無くしていくことに慣れていかねばなりません。

なぜなら日本中どこにいても(もちろん海外でも)仕事をできる状況になってしまったからです。特に小売関係なら土日も営業していますし、早くレスすればそれだけ業務もスムーズに進みます。スマホさえあれば状況確認とコミュニケーションくらいはいくらでもできますもんね。

もちろん「休みだし強制されても困る」も正論。私も部下には土日に指示を出さぬよう気をつけています。でも広い目で見るとそうやって土日問わず働く人間が増えているのも事実。

24 時間いつでも臨戦態勢にいるということではなく、何かあるかもしれないという心構え。

それくらいは持っておかないと、これからはやっていけないんだろうなと思いますよ。

では再見。

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