最近コンスタントにお越しいただくキーワード(しかも複合)で、こんなのがあります。
ファッション業界 頭悪い
わっはっは。ひどいなぁ。
訪問先のページは下記で、わりと真面目な「オッサンがモノ申す」的なエントリー。あんまりご期待に沿えてないかな。
参考▶若いうちからお金を使って本物に触れないと、ファッション業界じゃやっていけん
なので今回は上記検索キーワードに対するアンサー。ファッション業界に縁の深い私なりに分析などしてみます。
アパレルのショップ店員はバカばっかなの?
あんなキーワードで検索してくるからには、よっぽど不愉快な出来事があったんでしょう。
きっとショップの販売員の対応のひどさに呆れ、家に帰ってからも思い出してムカついてきたから検索した!のかもしれません。いやきっとそうだ。
ではお客さんがムカつくショップ店員あるる3連発と対処方法をどうぞ。
ショップ店員あるある①:態度が悪い
買うなら勝手にどうぞ?的な雰囲気の店とか。そもそもいつまで経っても接客に来ない店もありますよね。あと妙に馴れ馴れしかったり。
まぁ確かに気分は悪くなりますが、何を求めてその店に行くのかにもよります。
具体的に「これ」が欲しいということが明確になっていれば、接客も特に受けずにさーっと商品だけ買えば良いですやね。
逆に店員の態度にムカつくという人は、商品以外の何かを求めてその店に立ち入ってしまったんでしょう。商品に付随する詳細情報だったかもしれませんし、もしかしたら褒めちぎられたかったのかもしれません。
でも残念ながら無いものを求めてもしょうがない。家電量販店の PC コーナーに安息を求めに行くこと自体が間違っているのと同じこと。
その店はあなたには合わなかっただけ。スパッと金輪際二度と立ち入らないようにしましょう。
ショップ店員あるある②:見て分かることしか言えない
これは言うまでもなしかと思いますが、独断と偏見の5大うざい接客用語。
- かわいいですよねぇ~→はぁ
- サイズありますよぉ~→見りゃ分かるわ
- ご試着もできます~→当たり前だボケ
- 私も持ってます~→買う気失せたわ
- (話した)後「はぁ~い」→意味不明
私は自分が管理していたスタッフにはこうした物言いは禁じてました。見れば分かることだから。
なぜこういう幼いことを言うのか、言わざるを得ないのか。それは自分に自信がないからに他ありません。経験が浅く、お客様にどうアプローチすればいいのか分からないんです。本来は店長なり本部が注意すべきこと。
なので「うざいな~」と思ったら、逆に「若いな~」「この会社は教育ができてないな~」などと上から目線をキープすることで、心の平穏を保つようにしましょう。
ショプ店員あるある③:知識がない
これも相当数存在します。
私、お客さんに対して「提案」ができない販売員は価値が無いと考えています。レジ打つだけなら高校生のバイトでいいですよ。
んで良い提案を行うためには幅広い知識が必要。自店の商品の商品知識はもちろんのこと、今年っぽいコーディネート、手持ちの服とどうコーディネートできるか、シーンを選ぶか、着回しはできるか、効果的な陳列方法は・・・etc。
一着の洋服を売るにはこれくらいは考えてスラスラ言えないとダメ。もちろんお客さんが知りたいことありきですが。
もちろん一朝一夕で身につくものではないですが、話していれば「その気があるのか無いのか」くらいは分かります。
前者に当たった場合は「よし、がんばれよ」と、後者に当たった場合は「それじゃいつまでたっても時給900円のバイトだぞ」と、いずれにしても上から目線で余裕を持った心持ちでいましょう。
ショップ店員の質が上がらない背景にあるもの
Photo by vancouverfilmschool
総じて質が悪い!と言ってるわけじゃないので誤解なきよう。一般論でございます。
人手不足
東京然り大阪然り、都市部は慢性的なオーバーストア状態が続いています。※オーバーストアとはマーケットの規模以上に小売店がありすぎる状態を言います。ましてや少子化が進む昨今、若くてルックスもよく優秀な子を確保するのはなかなか至難の業。
一方でカリスマ的な魅力のあるブランドもありません。セレクトショップさえも国内で似たようなアイテムをチョイスする昨今、「ここで働きたい!」という魅力も欠落するでしょう。
結果としてお互いが妥協し、店も人もそこそこ・・・ということになっている気がします。
教育体制の欠如
最初はそこそこの人でも、大化けする可能性は全員が秘めています。それは採用時には分からない場合も多いですし、現場で様々なことを学びながら変化していきます。
ただ逆にその現場で何も学べなければ、いくら潜在的な伸びしろがあっても成長はできません。
私の知る限り、「物凄く力を入れている企業」と「全然力を入れていない企業(現場任せ)」は驚くほど二分されているかなと。どことは言いませんが。
向上心の欠如
教育体制とともに、本人の向上心の欠如も大きいでしょう。
カリスマ販売員なんてもう20年くらい前の話。もはやショップ店員は憧れの職業ではなく、分かりやすいロールモデルなんて存在しません。
ぶっちゃけファッションが好きでも興味なくても構いません。どんな自分になりたいのか、そのためにどれだけ自分で貪欲に知識と経験を得て成長していくことができるか。
最終的には本人次第。まさに “The choice is yours” なのであります。
結局人と人のコミュニケーション
最後に誤解なきように書いておきますが、素敵な接客をしてくれるショップスタッフもたくさん存在します。そこは何卒誤解無きよう。
また決してショップ店員だけに責任があるわけじゃないです。ひどい客だって山ほどいますよ。
特に最近はイオン女子とか言われるくらい、スーパーと一体型のRSCが好調推移中。例えば●ャスコで買った大根片手に洋服を触られたり、フードコートで買ったソフトクリームを商品に付けられたり・・・お客さんのマナー(質)も低下してるんじゃないですかね。
やっぱり人と人ですから、嫌なことされたらそりゃ嫌な顔しますって。自分の非に気付かずにそこだけを見てギャーギャー言うのもね。傍から見たら所謂「痛い」人。
人の振り見て我が振り直せ、ということで。
※こうした専門誌を読めば、販売スタッフが考えていることが結構分かります。思ってる以上に真面目に頑張ってますよ。逆にショップ店員で読んでない人は自腹で買いましょう。
では再見。
頭が悪いと言うより、暴力者が多いんだと思います。
暴力を、ファッションとカモフラージュさせて利用し、
合法化している人が多いと思います。
でなければ、ここまで人の心がわからない人はいないと
思います。
たとえ、心の病気だとしても。
接客が悪いとかモラルが低いとかと言うレベルじゃなくて、
暴力だと思うんですよね。
暴言や態度での精神暴力も、人に突進するなどの暴力も。
特に、ファストファッション店員の暴力、異常ですね。
多くの人が傷ついていますから、私は社会問題だと思ってます。
1日も早く、それらの暴力が無くならないかと思います。
そのうち、誰か逮捕されるでしょうけどね。
平和さん、コメントありがとうございます。
逮捕とは物騒な。
どうなんでしょう、まー色々ありますやね。
みな仲良くしてもらいたいもんです。