大人になると涙腺が脆くなる理由は経験値にあり(※泣ける漫画もご紹介)
人間年をとると涙もろくなるのが当然のように思われていますが、果たして何故なんでしょう。全員くまなく年とともに涙もろくなるとしたら、もう老化と言ってもいいのでは。うーんでもそれも違うだろうな。
ということを考えるのも、今日もそんな事件があったから。
ケンが涙するとゴタンダも涙した
今日の昼食は蕎麦屋で「ねぎとろ丼+もり蕎麦(大盛り)」をいただいたのですが、そこで事件が起きてしまいました。
蕎麦ができるまでの待ち時間にふと手にした北斗の拳。言うまでもなくジャンプ世代にとっては聖典の1つ。ちょうどクライマックス、修羅の国でケンシロウ VS カイオウの決着が付く巻でした。
画像:北斗の拳OFFICIAL WEB SITEより
わー懐かしいなぁ~と思いつつ読み進め、いいところで蕎麦が到着。いったん本をおいて蕎麦をズルズル、ねぎとろ丼をばくばく。5分程度で食べ終わり、残った麺つゆにそば湯を注ぎ、また北斗の拳に戻りました。
するとですね・・・やばいんですよ。
- ケンシロウが慈悲の涙を流せばゴタンダも涙を流す。
- カイオウが幼き日を顧みて涙を流せばゴタンダも涙を流す。
- ヒョウが(ry
さすがに大粒の涙を流すわけにはいかないので、すごい顔してその場はなんとかこらえました。
※ちなみに「ゴタンダ」と表記しているのは、北斗の拳っぽくしているだけです。
死→悲しい→涙のメカニズム
私これまでお葬式というものに10数回出席してきました。我ながら多い方だと思います。
中学生くらいまでは、誰のお葬式だろうが面倒臭い以外の何ものでもありません。お経の不思議なリズムがツボにはまり、違う意味で肩を震わせ、時に吹いてしまって太ももを思い切りツネラれることもしばしば。
ところが大人になるにつれてこれは変化します。少なくとも30年も生きれば、自分の身近な存在の死を経験することもあるでしょう。そこで「死」と「死にまつわる感情」を強烈に経験します。
仮に100点満点の経験がなかったとしても、道半ばで旅だった人の無念や、残された家族友人の悲しさなどは、それこそマンガやドラマで観て、擬似経験することだってできます。
(さすがに実の兄と一子相伝の殺人拳で殺しあう経験はありませんしw)
そうすることで、たとえ他人事であったとしても、自分の経験値からあるべき感情を探し出します。つまり感情移入するってやつです。
つまり「死」をトリガーに、感情移入することで「悲しい」「悔しい」という感情が経験から引き出され、結果として「涙」につながると。
答えは経験値と感情移入、想像力
つまり冒頭の問いへ自分自身で返答するとすれば、
年をとる=人生経験豊かになる
↓
何かしらの出来事が発生する
↓
感情移入できる事案かどうかを見極める
↓
(そうだった場合)想像し、自分の経験ストックからあるべき感情を探す
↓
悲しい気分になり涙が出る
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