業界用語は使いすぎるとウザい。特にファッション業界で使われてるコレ。

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「業界用語」というものがあります。

パニオンのチャンネーとギロッポンでオイニーツーキー・・・みたいな@テレビ業界?

バブル期には本当にこんな感じで会話がなされていたとかいないとか。とんねるずのタカさんが話すのしか、私聞いたことがでないですが。

こうした業界用語って、さり気なく使っていると結構格好良かったりするんですよね(あくまでもさり気なく)。なので一般人が真似して使うこともあるでしょう。またそれを知った業界の人がちょっと天狗になりながら使うのも、まぁやむ無しかと思います。

ですがやり過ぎるとかなりウザいのも事実。今回はファッション業界で使われる、ウザい業界用語についてご紹介。

感感感感感感感感うるさいわ!

え?なに?感?そう、「感」です。

もともとアパレル業界発祥で、既存の単語では的確に表現できないニュアンスを何となく共有するために生み出された便利な言葉。

これ皆さんも実はよーく耳にしてると思います。

「感」の実際の使用例をどうぞ

例えば店舗の販売員と本社デザイナーとの会話。

デ「何か要望とかありますか?」
販「他社では Vネックの Tシャツが売れてるけどうちは無くて大変」
デ「え?2型あるじゃん」
販「いやいや、うちのは V の開きが今っぽくないんですよ
デ「・・・あそう(しゅん)」

どうです?単純な Vネックというデザインのことではなく、今年らしいニュアンスのことを言っていることが伝わります。

他にも色感、落ち感、張り感、抜け感、etc・・・言ってしまえば何でも使える魔法の言葉。

「感」を多用されるとウザさ爆発

しかし便利なことをいいことに、接客時にこれを多用するファッションブランドの販売員が多いこと。

「このワンピの丈、トレンドばっちりですよね。襟の開きとか色も大人っぽいですし。あと素材も今年っぽくて、微妙なドレープがポイントで~あ、価格もお手頃ですし、よろしければサイズ確かめてみます?」

以上合計8感w もはやここまで来ると聞いててニヤニヤしちゃいますよね。どんだけ微妙なニュアンスのワンピースなんじゃい。

でもフィクションではなく、こういう販売員は本当に存在するんですよ。もっと言うと路面店ではなく、ファッションビルのテナントショップに多いような気が。

「感」を使わないとトーク内容に具体性が増す

では試しに上記のトークから「感」を引っこ抜いてみましょう。少し装飾しつつ。

「このワンピの丈の長さ、今年のトレンドですよね。色も落ち着いてて襟の開きも大人っぽいですし。あと着ていただくと微妙なドレープが出る素材もポイントですよ。お値段もお手頃ですし、よろしければご試着してみます?」

あらら、言いたいことが具体的になりました。これは自分で書いててびっくり。

「感」多様の背景にあるのは自信の無さ

そうか、なぜ店頭の販売員が「感」を使いたがるのかが分かりました。答えは簡単、自信が無いんでしょうね。

言い切る自信がないし、言い切って何かあったら嫌だ、言い切れるほど商品知識もトレンドも勉強していない・・・だからモヤっとニュアンスで伝えることができる「感」に逃げるんだ。

そう考えると、この「感」を多用するのは確かに若い子に多いぞ。

業界用語はコミュニティ内で楽しく使おう

とはいえ私も全然「感」は仲間内では多用します。でもやっぱり一般の方とお話する際には意識して使わないようにしています。業界用語というか、お仲間言葉ということを理解しているから。

ということで結論。

業界用語はそのコミュニティ内での意思疎通には非常に役立つツールだが、コミュニティ外で当たり前のように多用すると、おかしい人に思われるぞ!

そんなじで。

では再見。

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