ふと「去年の今ごろってどんな記事書いてたっけ?」と思って振り返ってみたところ、こんな記事を書いてました。
参考▶2015年春のトレンドカラーとコーディネートの超簡単なポイント
おーそういやもう3月も中旬。今週からはようやく気温も高め安定してくるようですし、春物コーデを考え始める時期ですね。
ということで1年ぶりに2016年春のトレンドについて簡単に。
結論:2015年とそんなに変わらない
いきなりですが2016年のメンズトレンドは、2015年のそれと大して変わりません。相変わらずホワイトアイテムは多いし、デニムは勢いを増すばかり。スニーカーの流れも引き続きですし。
うん、今年はなにも買い足さずに手持ちの服で乗り切ろう!
お わ り 。
で本当に終わったら芸もないので、改めてちゃんと見てみます。なお私はいま現在ファッション系の仕事をしている人ではないので、あくまでも雑誌や店頭をふらふら見た上での傾向となります。
デニムデニムデニムデニムデニムデニム
ジーンズ、シャツ、G ジャン、カバーオールは当たり前。デニムライクなイージーパンツや藍染めニット、デニムプリントのカットソーなど、とにかく今年はデニムが強い。
ユーズド(ダメージ)感が今年っぽい
昨年もデニムはトレンドでしたが、どちらかというと濃い目のリジッド系に振れていたと思います。
しかし今期はユーズド(ダメージ)感が気分。通常のユーズド加工はもちろんのこと、クラッシュ(穴あき)加工、ペンキ加工、パッチワーク、裾切りっぱなしなど。
なお言うまでもありませんが、オッサンのあなたはダメージアイテムは最小限に抑えましょう。
デニムオンデニムが新鮮
また着こなしにも少し変化が見られます。
今期はデニムオンデニムが新鮮です。つまり上下デニム。個人的には90年代頭の吉田栄作のごとく、ジャストなデニム上下 & ジーンズは裾丈短め & 今っぽいスニーカーという着こなしがいいなーと思ってます。
私は軽肥満なのでそんな着こなしはできませんがね・・・。スタイルに自信ありな方はぜひどうぞ。
もちろん上下デニムじゃなくてもいいです。デニムシャツにカバーオールなどでも OK。今期は1コーディネートにデニムアイテムを2個以上使ってみる、というのがわかりやすいかもしれませんね。
デニムコーデの注意点
なおデニムオンデニムの着こなしをする際は、色合わせには気をつけましょう。実はけっこうここが難しい。いちばん良いのは同じくらいの色落ち、あるいは逆に全然違う色落ちのアイテムを合わせる着こなし。
逆に NG なのは微妙に異なる色目のアイテムの組み合わせ。これは太古の昔からデニムコーデの NG 事例として有名です。
また個人的には、ジーンズは Levi’s、ジャケットは Lee みたいな着こなしも、ポリシーが感じられず嫌です。
シルエットはちょっと緩めになってきた
ここ数年はボトムはタイトなシルエットが主流でしたが、今期は太めのリラックス感のあるボトムが増えています。昨年来続いているスウェットパンツ(イージーパンツ)も引き続き多く出ていますし、デニムでも尖ったブランドはバギーパンツ的なものを出してきています。
とはいえこれは大きなトレンドとして取って代わる感じじゃないですね。今のところは早い人の間で取り入れる人が増え始めている様子。大きく広がるとしたら、まさにリラックス & リゾートを意識する夏からかもです。
アーシーカラー
アーシーとは Earthy のこと。
- 土の,土壌性の; 土のような.
- a)たくましい. b)洗練されていない,粗野な.
1の意味が近いですかね。ベージュやカーキといった大地をイメージさせるカラーです。春ということもあり、あまり濃すぎない、薄めの色合いが気分です。
またホワイトも昨年から引き続き。ですが今期はレディスのほうが打ち出し強めですかね。
ハイテク素材
デニムやアーシーカラーといった自然を意識させるものが目立つ一方、アウトドア/スポーツブランドにあるハイテク素材のアイテムも多く見受けられます。となると自然とシャイニーな(光沢感のある)アイテムも増えますね。
そうしたアイテムにハイテクスニーカーを合わせるようなコーディネートも、引き続き人気継続するのかな。ブラック & ホワイトも然り。
くれぐれも「あれ?これから走りに行くんですか?」と言われないように気をつけましょうね。足元が非常に重要になりますよ。
ひと目で「ブランド」とわかるモチーフ
簡単にいえばロゴ物ですね。『あえて』ベタに。ハイブランドはもちろんですが、先日リリースされた Supreme のコレクションでもこの傾向は顕著でした。ロゴアイテム多し!
画像:Supreme NYC
これは控えめなほうですが。
ただこれは取り扱いが非常に難しいと思います。上級者が「あえて」全身ロゴもので着こなすのは有りですが、「ブランドものを着てる僕を見て!」と言わんばかりの着こなしは痛い限り。
やはりオッサンはワンポイントが無難ですな。心の片隅に置いておくくらいで良い程度かと。
ファッショントレンドは繰り返される
ざっとこんな感じでしょうか。
あえて文字にするといろいろとあるように見えます。が、実はアイテムもカラーもシルエットも、昨年からの流れとは大きく変わっていません。微妙な兆しはあるもののまだ提案レベル。マスに落ちる段階ではないかなと。
なお私個人的には、
- ダメージ入ったカバーオール
- ややオーバーサイズのペインターパンツ
- ワンポイント T シャツ
などを買い足そうかなーと考え中。あれ、17歳のころ着ていたのと同じアイテム・・・歴史は繰り返すのね。何はともあれお財布と相談じゃ。
では再見。
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