「死にたい」と思ったことがある人って、どれくらいいらっしゃるんでしょう。
私は数年前に「死にたい」とは思わないまでも、「消えてしまいたい、どこか遠くに行きたい」と思い続けた時期がありました。あれは本当にしんどかった。いま思い出してもすごく嫌な気分になります。
そうしたキーワードで検索している本人は、相当余裕がなく切羽詰まっている状況です。だからそういう人間に対して、そんなキーワードで集客してどーでもいい記事から広告に誘導するなんて、人の道に反していると言われてもやむなしと言えるでしょう。
企業は利益を追求しなければなりませんが、その前に社会へ貢献する義務があります。そういう意味ではこの会社は社会にとって不要と言えるのかもしれません。
さて話を戻して「死にたい」というキーワード。最近の炎上騒動もあり、なにげなく自分でも検索してみたんですが、変なことがわかりました。
「死にたい」から遡り原因を探ってみる
まずは Google 検索窓に「死にたい」と入力して検索かけます。
するとこのように、心の健康相談統一ダイヤルが表示されます。
今回目をつけたのは、検索結果件数の下に表示されている関連キーワード。見ると「消えたい」と表示されています。
もしかしたらこの関連キーワードを逆に辿っていけば、本質的な原因が見えてくるかもしれません。どんどん遡り、この関連キーワードが表示されなくなった時点で検索窓に出ているキーワードがそうである可能性があります。
ということでひたすら関連キーワードをクリックする旅に出ました。
では「消えたい」をクリック。
①「消えたい」
ここでも相談ダイヤルが表示されました。いったい Google さんはどれくらい多くのキーワードに紐付けているんでしょう。
関連キーワードは「もう消えたい」が表示されました。ちょっと切羽詰まってきました。
②「もう消えたい」
ここからは相談ダイヤルの表示が消えます。
関連キーワードは「もう疲れた消えたい」「もう消えてしまいたい」「もう嫌だ消えたい」の 3 つに増えました。うーん私の心も少し落ちてきます。
複数の関連キーワードがあった場合は、基本的にいちばん左に表示されるやつがボリューム大だと思います(違うかも)。なので今回は「もう疲れた消えたい」をクリックして進みます。
③「もう疲れた消えたい」
次の関連キーワードは「人生疲れた消えたい」となります。ここまで悩む人の人生とはいかなるものなのか・・・。
④「人生疲れた消えたい」
関連キーワードを見て少しびっくり。「消えてしまいたいほど疲れてしまう人生」の最たる原因は「育児」でした。むむ。
では次「育児疲れた消えたい」へ。
⑤育児疲れた消えたい
ここまで具体的になると、次はどんだけ・・・と心配していたら、意外とシンプルなキーワードに戻りました。
「疲れた消えたい」をクリック。
⑥疲れた消えたい
先程までの消えたい原因は育児でしたが、次は「仕事」が出てきました。
「疲れた 仕事」へ進みます。
⑦疲れた 仕事
仕事で疲れ果てるとどうなるのか。人によっては充実感を味わうでしょうけど、一般的には「ここを辞めてどこかへ」と考えることが多いと思います。
ということで「疲れた 仕事やめたい」へ。
⑧疲れた 仕事やめたい
ここまで来てようやく関連キーワードは姿を消しました。終わりです。
「死にたい」原因は仕事である場合が多い(のかも)
ここが終着点ということは、強引ではありますが「死にたい」と思い悩む人の根底にあるのは仕事の悩み・疲れがいちばんにあると言えるのかもしれません。
次いで育児疲れでしょうか。
※あくまでも Google 検索結果での可能性です。
仕事 = 人生 = 自分勝手に決めよう
社会人は人生の大半を仕事とともに過ごします。睡眠時間よりも、家族と過ごす時間よりも、よっぽど多くの時間を過ごします。人によりけりとは思いますが、人生の充実はすなわち仕事の充実とも換言できます。
昔はオン/オフは明確に切り分けられてきました。しかしスマホやテレワーク普及とともに、人はいつでもどこでも仕事をできるようになってしまいました。そして今後その流れは加速し、オン/オフの区切りはさらに曖昧になっていくはずです。「仕事は仕事」と割り切れなくなりつつあります。
仕事と職場選びって本当に重要です。
だからこそ、合わないなーと思ったらさっさと辞めて次を探すべきですし、変に後のことを気にする必要もないです。
「立つ鳥跡を濁さず」ともいいます。気にする人も多いでしょう。もちろんそれができればベター。でも自分の人生ですしね、気にしない気にしない。
大丈夫、ほとんどの場合辞めたら二度と会わないし、自分が思ってるほど大きな悪影響ないからw
では再見。
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