当ブログで多く読んでいただいている記事の一つにこちらがあります。
参考▶iOS「このアクセサリは使用できません」→簡単な対処法はあるので試してみて
上から目線で「使用できません」と言われるのはムカつきますが、いかんせん我々は Apple の下僕達。その場で試せること試してみて、ダメならもうライトニングケーブル買い換えようよ、という内容でした。
さて今回は上記と並び、iPhone 2 大イラッとメッセージのひとつ「このケーブルまたはアクセサリは認定されていないため、この iPhone で正常に動作しない可能性があります」が出た時の対処法についてです。
iPhone ユーザーにとっては常識かもしれませんが、乗り換えたばかりの方などはご存じないかもしれませんので、改めて。
正常に動作しない可能性がある~アラートが出る原因
了解したくないわ。
はじまりは iOS 7 からだった
私が知るかぎり、このアラートが出始めたのは 2013 年 9 月の iOS 7 リリース時からだったと記憶しています。
それまでは家用/会社用/カバン A 用/カバン B 用・・・と、いつでもどこでも充電できるように安いライトニングケーブルを購入して持ち歩いていました。しかし iOS 7 にアップデートした途端、その大半が役立たずとなってしまったのです。
アラートが出る原因は MFi 認証にあり
Apple が認可していない工場で生産された製品を使用すると、こうしたアラートが表示されます。
iPhone 周りの接続部品(主にライトニングケーブル)は、MFi 規格というものを取得しないと正規品として認められません。MFi = Made For iPhone/iPad/iPod という意味。
生産元の企業、実際に生産する工場ともに、この認可を事前に得なければなりません。この認可を得れば Apple から各種部品の技術仕様が供給されるということなんだと思います。
そうして生産・流通される製品には以下のマークが付きますのですぐに判別できます。
つまりアラートが出るということは、ほぼ間違いなくこのマークが無い製品= Apple の正規の認証を受けていない工場で生産された製品なのです。
アラート出現時の対処法について
対処法っつーかなんつーか。
アラートが出たら完全に使えないのか
いきなりアラートが!怖くなってもう使えない!という方もいらっしゃる模様。
しかし落ち着きましょう。まずはブブブと充電してますバイブが作動するかどうか、そして画像の充電してますマークが出てるかどうか確認してください。
こうなってたらアラートが出てたとしても普通に使えますよ。
アラート内容にも「正常に動作しない可能性があります」としか書かれていません。そう、「動作しない可能性」があるというだけ。逆に言うと「動作する可能性」も十分にあります。
もちろん OS のアップデート次第でこれも使えなくなる可能性があります。でも使えるうちは使っときましょう。
アラートの対処法はあるのか
アラートを出さないようにするという対処法は、残念ながらありません。
安価な MFi 非認証ケーブルを使うということは、仮にいま問題なく使えていたとしても、OS アップデートで突然使えなくなる可能性と背中合わせというのが現状です。
末永く使いたいのであれば、結局のところ正規品で最安値を探すべし、という結論となります。
2017/2 追記
たまにですが、MFI 認証済みのケーブルでも同様のアラートが出るようになりました。また場合によっては iTunes で端末を読み取ってくれなくなることも出てきているようです。
普段使いの充電用途ならべつにいいですが、iTunes での同期やバックアップでは、純正のライトニングケーブルを使ったほうがよさそうですね。
では再見。
対処法ないんですね残念
そうですね、MFI 認証取れてないケーブルを使用する以上、今使えたとしても OS アップデートで使えなくなる可能性は常にあります。
悔しいですがしっかり MFI 認証取れていてかつ安いものを探すしかないです。