相棒のギター一本片手に北国から上京して早20年くらい。嘘です、大学進学です。
もはや実家暮らしよりも東京暮らしの年数の方が多くなってしまいました。もう完全に都会人。
しかし何年経っても東京で苦手なものがあります。それが今回のお題です。
東京の寒さは何年経ってもしんどいのです
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そう、寒さです。北国出身が何を言ってんのよとお思いでしょうが、寒いんですよ東京は。ほんと。
原因は人工建造物の多さじゃないでしょうか。コンクリートジャングルと呼ばれるくらい、都心には土も木もありません。コンクリートのひんやり感、エアコンの室外機からの人工風、ビル風などの要因で、体感的な寒さは数値上の気温よりも下回っているように感じます。
いくら厚着しても底冷えするようなこの感じ。地元の冬は好きでしたけど、東京に来てからは嫌いになっちゃいました。
東京の寒さをしのぐためのアウター番付
ということで今回は、東京というコンクリートジャングルでサヴァイヴしていくためのアウター番付をば。すべて私の経験をベースにしています。
序ノ口:ローゲージのニットコート
★☆☆☆☆
こういうやつ。ヌクヌクあったかそう。
しかしニットは編み物。ローゲージであればあるほど網目=隙間が空きます。そうです、風がビュービュー入ってきて寒いのです。裏地が付いていたとしても同じ。
ゆえにこれは真冬のアウターとしてはNG。ニットアウターは総じて秋~初冬がメインと考えましょう。
また暖かくしようと無理矢理インナーをたくさん着てしまうと、着ぶくれでカッコ悪いのでご注意ください。
前頭:レザーライダースジャケット
★★☆☆☆
バイク乗りの象徴、レザーライダースジャケット(以下ライダース)。世代的にはやはりVANSONのこういうタイプにぐっと来ます。もちろんジャストサイズか少し小さめで。
うーん、もう腹でつっかえてジッパー閉まらなそう。
ただレザーは素材自体は防風性高いのですが、厚みがなく保温性に乏しいんですよね。さらにタイトシルエットゆえにインナー重ね着で保温性をアップさせることも難しいと。
真冬のアウターとしてフル稼働させるには役不足。
関脇:ゴアテックス等の高機能アウトドアアウター
★★★☆☆
私も愛用中。着れば分かりますがその高機能っぷりに手放せなくなります。
これもライダースと一緒。風も雨も通しませんが、素材自体はすごく薄いので単体では寒し。
ただしこれのメリットは、インナーに厚手のアイテムを着用する前提で作られているところ。そもそも街着用じゃないですからね。目の詰まった厚手ニットを着るだけでかなり保温性が増します。おすすめの組み合わせの一つ。
大関:ダウンジャケット
★★★★☆
たまには私も顔出ししましょうか。
また嘘です。
ダウンジャケットは間違いなく都心部最強クラスアウターの1つ。インナーは薄手のカットソーだけでも十分越冬できます。
ただし縫い目から羽が抜けてきたり、軽さ追求ゆえに素材の耐久性が少し弱い場合があります。その点で惜しくもアイテム単体としては大関。ただこれは弱点というかアイテム特性というべき点なのでやむ無しです。
横綱:B-3フライトジャケット
★★★★★
出ました。これは文句なしの最強アウター。ネックストラップまでしっかり閉めればもう完璧。東京だろうが北国だろうがインナーはTシャツ1枚でOKです。
さすが軍物。機能性と保温性を兼ね揃え、他とは違うというところを見せつけられました。
ただし着こなし難易度も横綱並みで、重量もそれなり。そもそもアイテム自体がそもそも全然今っぽくないw だらしなく着るとすぐに地方のヤンキーっぽくなるので注意が必要です。
B-3×ジャストサイズのジーンス×ブーツで正統派で攻めるのも良いですが、ちょっと昔っぽい。今ならスニーカーやキャップで少しストリート感を出して今っぽさを取り入れるのがオススメです。
現実的にはダウンジャケットが最強か
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という超勝手な東京の寒さをしのぐのに最適なアウター番付でした。
異論反論あるかと思いますが、アウターのチョイスはやはり「保温」を第一に考えるべきです。デザインや機能も魅力的ですが、やっぱり暖かくてなんぼでしょ。次に着て疲れない軽さとか。
やっぱりそう考えるとダウンジャケットがベスト。暖かく、軽く、コーディネートもしやすいと。次いでアウトドアアウター×インナーぬくぬくですかね。
いずれも暖かくて軽いという、身体に負担をかけないまさにオッサン的チョイス。若い頃は重たいアウターも全然苦じゃなかったのに・・・肩こりつらい。
ちなみに私の周囲でも意外とダウンジャケットを食わず嫌いしてた人間が多かったのですが、一度着てみると皆その暖かさの虜になっていましたよ。よろしければ参考にしてみてください。
では再見。
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