ある日 iPhone のヤフーアプリでなにかを検索し、検索結果に表示されていたリスティング広告をクリックしました。内容はなんだったかな?忘れちゃったんですけど、特に変なタイトルじゃなかったと記憶しています。
するといきなりこんな画面が。
iPhone X をプレゼント!(のチャンス)
おーっと!なんと iPhone X が当たるチャンスをゲットしました。
( jp.co.yahoo.ipn.appli ってなんでしょうね?)
私いまだに iPhone 7 Plus を使っています。もしや私のように古い端末を使っている人には、このような情報が表示されるのでしょうか。
にしても 2019 年 1 月末時点で最新の iPhone XS ではなく、一世代前の iPhone X をプレゼントというのはどうしてでしょうか。原資の問題でしょうか。まぁいずれにせよ私にとっては嬉しいプレゼント。
よし!ゲットするぜ!と意気揚々と先に進みます。
iPhone X をゲットすべくアンケートに答えよう!
ブラウザー意見アンケートなるものが現れました。そうですよね、タダでもらえるわけがありません。しっかり協力しましょう。
ではまず第 1 問!
問2/4
以前のバージョンの jp.co.yahoo.ipn.appli にどれくらい満足していましたか?
あれ?いきなり 2 問目からスタート・・・スクショ撮り忘れたのかな!
んで肝心の質問ですが、さっぱり意味がわかりません。でも好印象を残すに越したことはないですよね。もちろんここは「とても満足」をタップしました。
第 2 問はブラウザに関して
問3/4
他に使うブラウザは?
よかった、よくある質問ですね。
これはもう Chrome さんに決まってます。
最終問題も優しいね!
問4/4
どれくらいの頻度でインターネットを利用しますか?
週 1 回未満なんてうちの実家の親父くらいしかいなそうですな・・・。もちろん正直に「毎日」をタップ。
さぁ、これで我が手に憧れの iPhone X が届く段取りとなりました。
すべてに正確に答えたら集計を待とう
うむ、たしかに質問はすべて返答できたようです。
ただいま答えを適正化中。どういう意味なんでしょうね。
「どのような商品在庫があるかを調べています」とのことですが、まぁ最悪 iPhone X じゃなくてもいいですよ。なんせタダですしね。
なんてことを考えているうちに、謎の適正化作業も終わりました。商品在庫を確認してくれています。
ドキドキしますね・・・!
ついに iPhone X をゲットだぜ ※100 円で
やったぁ! iPhone X の在庫がありました!
でも 100 円。あら、プレゼント=タダじゃないの?まぁ 100 円くらいなら別にいいけど。
さっそく「ここをクリック」から先へ・・・の前に、このページ下部には私より先に iPhone X をゲットした先輩方の声が多数掲載されていました。テンションアゲアゲの声を覗いてみましょうか。
すごい!私がこのページを開いた 1 分前にゲットした方がいらっしゃいます。
郵便で iPhone が届きました
ん? iPhone の箱の厚さって 10cm くらいありますよね。これだと郵便だと送れないはずですので、配送費用節約のために裸で送られてきたんでしょうか。
まさかね、間違いでしょう!
そのほかも個性的なコメントが多いですね。無視してさっさと先に進みましょう。
ついに来た!これが iPhone X だ!
次へ進むと、画面いっぱいについに iPhone X が!ようやく来ましたね。
しかもうどん AirPods も付属指定なんて!最高だよ!これで 100 円ならぜんぜんええよ。
なおこのページから URL が変わっているのですが、そんな些細なことは気にしないで先に進みましょう。なにかのサイトも 3 日間トライアルできるそうですが、そんなことも後で確認すれば良いです。
いつの間にか Google が現れたが気にしない
ちょっと何言ってるのか全然わからなくなってきました。でもまぁ 100 円だし、 Google って書いてるし、まったく問題ないでしょ。あら?ここに来たきっかけって Yahoo! アプリだったけどまぁいいよもう。
なおこの下には「Google の創始者は?」という四択クイズがありました。面倒なのでもうスクショ撮ってません。
疲れたな。
個人情報はもれなく入力ね!もれなく!
さぁあとは商品を受け取るための個人情報をもれなく入力し、注文ボタンをタップするだけ。次のページでたぶんクレカ情報も登録するのかな?
時間も限られてるし急いで!!
絵に描いたような詐欺サイトでした
・・・という 10 年前の手法の詐欺サイトさんでした。ちなみに上記画像の下にはこんな文言が小さく表示されてました。
こっそり登録 → 月額課金サービスへようこそ!というね。まったくトラディショナルだなぁ。
なお私、これとほぼ同じ手法を 2015 年に紹介してました。
手口は同じにせよ、当選者の声は前の方が画像もあってよかったなぁ。
普通のリテラシーをもつ人はまず引っかからないと思いますが、お父さんお母さんが「アラ iPhone X が当たる!?」なんて目を輝かせていたら、そっと教えてあげてください。
では再見。
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