サイト運営者にとっては、モバイルファーストというか iPhone ファーストだなこりゃ
以前サイト訪問者の PC / モバイル比率について書いたことがありました。
もう日本はiOS一択でいいんじゃないの?とブログのアクセス解析を見て思う
pinonon.com
ここよりももっとアクセスの多いサイトを例に挙げたのですが、比率はこのブログも変わりません。アクセスが1万以上に安定してからはずっとスマホ比率が 70% を超えています。
そして参考記事タイトルにもあるとおり、モバイルアクセスのうち iPhone 比率は 69% と、もはやスマホ = iPhone という流れは止められないなーという内容でした。
参考までに直近1か月の当ブログのモバイルアクセスの内訳はこんな感じ。
とはいえこれも、吹けば飛ぶ泡沫ブログの話。もっと大きな目線でスマホマーケットについて見てみることにしましょう。
そもそもスマホは売れてんの?
まずはこちら、携帯電話(ガラケー+スマホ)の出荷台数推移グラフ。※X軸の「年度」は西暦です。
こうして見ると、2013年まではスマホがぐ~んとその数を伸ばしてますね。新規購入もあれば、ガラケーからの買い替えもあったでしょう。そのため携帯電話総数では減少が続いていました。
2014年度にスマホ出荷台数が減少する要因
そして今年2014年は、なぜか2011年並みにいきなり減少。ソースによると要因は下記のとおり。
①2013年度下期のキャリアによるインセンティブ施策により買い替え需要が前倒しとなった反動 ②フィーチャーフォン利用者のスマートフォン移行の鈍化 ③スマートフォンの在庫調整
なるほど、外的要因と内的要因があるわけですね。あとは増税の影響もあるのかもしれませんが、どうぜ分割払いだからあんまり気にしていないかな?
スマホ周辺マーケットは今後も維持拡大
2015年以降については、スマホは3,000万台前後で緩やかに上昇推移。ガラケーは増減無く一定数を確保し続ける流れになるようです。
つまり人口の約 25% の数量のスマホが、毎年新規に流通するということ。端末自体の市場の大きさはさることながら、周辺のケースやアプリといった、スマホに依存する商品やサービスの市場も一定規模を持ち続けることでしょう。
スマホ = iPhone の流れは止められない
次はスマホにおける各メーカーの比率を見てみます。
おーっと Apple がついに過半数以上に。その割合、実に 57.2% です。
しかもこのデータは「上期」のもの。そう、9月に発売された iPhone 6/6 Plus は数字に反映されていません。年間だとどうなっちゃうんでしょう。
2014年度は Apple シェアは 65% 以上になるだろう
参考までに2013年。9月に iPhone 5s が3キャリアから発売されました。第4四半期(10月~12月)の数字だけ見ると、結果として iPhone は 70% ものシェアを獲得しました。
今回ももちろん3キャリア、かつ iPhone 6 と iPhone 6 Plus の二本建てです。四半期ベースで見ても前年以上のシェアになるんじゃないでしょうか。(あ、2013年も iPhone 5c があったっけ・・・)
そうなると最終的に年度で締めると、確実に 65% 以上のシェアにはなりそうです。
国産メーカーはまだ頑張るの?
うーん、残るソニーやシャープはスマホ事業にどこまで力入れるの?って話ですよね。ソニーは大損ぶっこいてますし、シャープも決して良くはないでしょう。
スマホは将来にとって非常に重要。他社は撤退や縮小しているが、シャープは通信事業からは絶対に撤退しない(シャープ・高橋興三社長)
ASCII.jp(リンク切れ)
とは言うけど・・・ねぇ。
サイト運営も iPhone だけ意識していけばいいんでないか
photo credit: Janitors via photopin cc
技術大国ニッポンにプライドは持ちたいところですが、「うちの方がハイスペック!」という主張はもう通用しません。それこそ国内メーカーだけが競争相手だったガラケー時代の話。
いかんせんもはや土俵が違います。時間をかけてしっかりブランディングを行い、プラットフォームを浸透させてしまった Apple にはもう勝てまへんがな。
可能性があるとすれば、同じプラットフォーマーである Google か Samsung か。この2社に絞られちゃいますね。
Apple にももちろん問題はあります。手放しで賞賛できるメーカーじゃないとは思います。でも流れは止められないでしょう。何より便利だし。
ということで結論。
これからはスマホファーストというか、iPhone ファーストだね!
ウェブサイト運営者はもう iPhone のことだけ考えていきましょう。
では再見。
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