飲む前に飲む!
という名文句を広げたのは、バブル期の大正製薬。身軽な田中邦衛がイカス。
しかし近年では主役は別のものに取って代わられています。それは「ウコンの力」「ヘパリーゼ」「ノ・ミカタ」といった肝臓サポート飲料たち(顆粒や錠剤もあり)。
肝臓サポート飲料の効用については疑問符がつく
ウコンの力
ヘパリーゼ
ノ・ミカタ
どこのサイトも気合入ってるなぁ。
しかし効用については、どこも肝臓の働きをサポート!程度で曖昧。医薬品でもないしそりゃそうか。とはいえ世間では「とりあえず飲みの前に飲んでおけば翌日楽になる」と信じられています。
こちら実際のところどうでしょうか。
私個人に関して言えば、「効果なし」と声を大にして言えます。飲む前に飲んだところで一緒。翌日午前中はボーっとして、午後から頭痛と吐き気のコンボに襲われる平常運転。気休め以外の何ものでもないというのが正直な感想でした。
すごいぞヘパリーゼ!
だがしかし、先日それは覆ることになります。
最悪シチュエーションでの飲み
朝から忙しくてコーヒーしか口にしておらず、疲労&空腹で飲みに臨みました。条件は最悪レベル。
2人2時間で生中3杯、焼酎ボトル1本完飲。つまみは刺盛り程度。次の店では1時間でハイボールを3杯ずつ、つまみはお通し程度。
私の場合3時間でこれくらい飲んでしまうと、翌日は程度に差はあったとしてもほぼ二日酔いとなります(しかも空腹だし)。でも楽しいからしょうがないと止められないのがダメな大人。
気休めヘパリーゼ→酔いが回るのが遅い(気がする)
ですがこの日は事前に初めてアレを飲んでいました。上にあげた3種のドリンクのうちの1つ、「ヘパリーゼ」です。待ち合わせ場所の近くにあったコンビニでたまたま見かけたんで、気休め程度に買って飲んだだけ。
飲んでる最中からいつもと違う感じがしました。明らかに酔いが回るのが遅いんです(酔ってるけど)。
翌日も体調は万全!
翌日さらに驚きます。いつもの飲み過ぎた翌日のボーっとした感じがない。シャキッと起床です。
そして昼にかけても具合が悪くなる気配もない。おかげさまでガッツリ回鍋肉定食をいただけました。
すごいぞヘパリーゼ!と目を丸くした次第です。じゃあどれが気休め飲料なのかは察してください。
ヘパリーゼは効用により種類が分かれている
ところでヘパリーゼの製品情報を見ると、「医薬品」「医薬部外品」「成長飲料水」に分かれています。
医薬品
医薬品とは、文字通り、病院で医師が処方してくれるクスリや、薬局・薬店で市販されている風邪薬や頭痛薬などのこと。 配合されている有効成分の効果が認められており、病気の治療や予防に使われるクスリを指す。
これは簡単ですね。明確に効用が認められている「お薬」です。ヘパリーゼの長兄はすごい。
医薬部外品
医薬品ではないが、医薬品に準ずるもの。効果そのものも誰にでも必ず認められるというものではなく、効果が期待できるという範囲。この作用の違いが、医薬品との大きな違いだ。
こちら次男。医薬品ほどではないにせよ、予防的な効用は期待できると。
清涼飲料水
アルコール分を含まない(アルコール分1%未満)飲用の液体物で、味や香りがある飲料水のことである。
三男はジュースです、ジュース。効用が期待できる成分はいろいろと含まれているものの、医学的には効用は期待できないということですかね(期待できないだけで、無いとも言えないというところか)。
今後とも宜しくお願い申し上げます
なおコンビニで購入できるのは「医薬部外品」と「清涼飲料水」。つまり私が購入して飲んだのは、清涼飲料水のくくりであるこのへんだったんだと思います。たしか380円でした。
清涼飲料水クラスでこの効き目。医薬品クラスを飲んだらどうなっちゃうんでしょう。
もちろん最重要なのは「体調」と「酒量」であることは百も承知。でも今後も飲み会の前には、引き続きヘパリーゼさんにお世話になってみたいと思います。次は医薬品兄さんにチャレンジや!
では再見。