Apple 社製品は好きだけど、こういうところは大嫌い!独自規格はやめてけろ
今日は早起きしてサッカー日本戦を観てから出勤、あるいは後半戦を途中で切り上げて泣く泣く出勤、という方も多かったのではないでしょうか。「んだよ!もっと寝とけばよかった!」というのは言わない約束です。
外野席からあーだこーだ言うのは簡単ですし、サッカー経験者でもないのであんまり言う資格も無いのですが・・・それでも何か言いたくなってしまう内容でした。もやもや。
6/25(水)のコロンビア戦は早朝5時から。勝っても負けても、最後は眠気を吹き飛ばすようなエキサイティングなゲームを見せてもらいたいなと思います。
さて今回は久しぶりにガジェット話です。
iOS8に向けてライトニング周辺が進化
少し前のことですが、こんな記事がアップされていました。
ヘッドフォンもライトニング対応がスタンダードになる
Apple announces Lightning-enabled headphone standard in WWDC session
During a WWDC session earlier this week, Apple revealed a new Lightning module for headphones that promises to provide deeper system controls, direct analog audio out and power to compatible accessories.
appleinsiderより
WWDCでヘッドフォン用の新しいライトニングモジュールが発表されました。今までは普通のイヤホンジャックでしたが、あの部分もライトニング穴が空くということになるんでしょうか。
- 帯域幅が広がって音質アップ
- 操作性アップ
- ヘッドフォン関連アプリが使えるようになる
ぱっと読むとそんなことが書かれています。
今後考えられるシナジー
ライトニングを使用する技術的なメリットは上記のようにいくつかありますが、一番分かりやすかったのが「iPhone等の端末からヘッドフォンを充電できる」ということでした。ということは、ケーブルレスのBluetoothヘッドフォンの品揃えが今後どんどん増えてくるんでしょうかね。
そしてヘッドフォンといえば、先日Dr.Dre率いるBeatsがApple傘下に入ったのは記憶に新しいところ。さっそくここで分かりやすいシナジーを持ってくるあたり、どんだけ前から決まってたんだと思いますが。
でも実用性については現状「?」
しかしiPhoneやiPodから電力供給するって、あんまり現実的じゃないような気が。だってiPhone自体が電池1日も持ちませんよね。そんな状態でiTunes起動させて音楽流して、さらにヘッドフォンに電力供給して、ついでにゲームなんかした日にゃ5時間くらいで電池無くなっちゃうでしょう。
ふつーに自宅で電源タップから電力供給、外出時なら市販の充電池から供給、それが現実的かなと思いますよ。外出時にどうしてもこのヘッドフォンで音楽聴きたい!でも充電池が無い!コンセントも無い!ええい、最後の手段でiPhoneから・・・という、あくまでも一時的な救済措置でしかあり得ないと思います。
ライトニングケーブルは誰得なのかさっぱり分からん
さて話は変わりますが、私はApple社製品は好きですけど、Appleの企業姿勢には「???」と思うことがよくあります。このライトニングケーブルの存在なんて、その最たるもの。
「誰得」という言葉がピッタリですよね。
つい数か月前にこんなニュースが出たばかりだというのに。
EU、スマートフォンの充電規格をMicro-USBに統一へ
欧州連合(EU)の立法議会である欧州議会は3月13日(現地時間)、スマートフォンをはじめとするモバイル端末の充電器の統一に関する欧州委員会の提案書を採決した。
これにより、EU加盟国で販売するモバイル端末の充電端子はMicro-USBに統一されることになる。
ITMediaより抜粋
これは神採決!と一人小躍りしたものですが、結局蓋を開けてみればいつもどおりの独自路線強化だったと。
もちろん私がこんなにライトニングケーブルを嫌うのには、ちゃんと理由があります。
消費者目線だと
①純正品じゃないと正常に動作しないことが多い
アマゾンで数百円で販売されているようなケーブルだと、
- 運良く普通に使える
- アラートが出るが一応使える
- 表裏ひっくり返すと使えることがある
- うんともすんとも言わない
だいたいこの4パターンのいずれかに落ち着きます。人から聞いた話やレビューを見る限り、「ほぼ使えない」場合が多い様子。
②一方で純正品は価格が高い
Apple純正品は1,900円也。ライトニングといえば聞こえはいいが、ただの線にこの値段は高い。MFI(Made For iOS)認証取ってるサードパーティ社製品も同じくらい。もう足元見られてる感が半端ないです。
③販売店が限られている
コンビニにありましたっけ?欲しい時に売ってないイメージ。
メーカー目線だと
言っておきますが私はメーカーではありませんw 聞いた話。
③Appleさん殿様すぎ
サードパーティがMFI認証を受けた製品を開発するためには、同様に認可を受けた指定工場で生産を行う必要があります。その際、数量/単価/販売先等をすべてAppleさんに報告する義務があるそうです。
つまり丸裸。
普通は生産数量×appleロイヤリティの報告だけでいいはずですけどね。他のブランドビジネスでもそんなもんでしょう。いくら独自規格で飯の種だからって、なんで赤の他人のあんたにそこまで晒さないといけないの?と思います。
時代はシェアですよ!シェア!
改善は2年後かそれとももっと先か
そんな話をしつつも、上述の欧州の話がもっと広がれば、さらにiPhone比率高すぎの日本がもっとブーブー言えば、もしかしたらiOS 9/iPhone 7くらい(2年後?)には、Appleも男気を見せてmicroUSBに統一化する可能性もあるでしょう(可能性は低いけど)。
とはいえ現状ではiPhoneユーザーはライトニング様を使わざるを得ないのが事実。悔しいけど。
気長に改善を待ちますかね。
では再見。
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