大人もまた読もう!クローズの魅力あるある 50 連発 + 補足 4

最近ヒマなので漫画を大人買いしては読みふけっております。まとめて大人買いするような作品は、最近完結した作品、かつて全巻揃えていたけど引っ越しやらなんやらで手放してしまった作品が多いです。

特に後者はやばい。当時はまって全巻揃えただけあり、数年ぶりに読んでもやはり自然にはまります。時が経つのも忘れ、嫁ちゃんに怒られる声も聞こえず、黙々と読みふけります。

そんな中で最も再ハマりしている漫画がこちらです。大名作。

クローズ / 高橋ヒロシ

1990 年から 1998 年の期間に連載されていた不良漫画の金字塔。ビーバップも好きだし特攻の拓も大好きだけど、男はこれでしょ。どんな漫画なのかは wiki でもチェックしてください。

月刊少年チャンピオンという(失礼ながら)マイナーな雑誌での連載だったため、リアルタイムで読んでなかったという人も多いんじゃないでしょうか。私が知ったのも連載終わりかけのころだったと記憶しています。なんで知ったんだっけ。

ま、とにかく「男の子」ならば絶対にハマると断言できる名作です。

そして時は過ぎ 2016 年。5 月 1 日にこんな記事を見かけてしまいました。

・・・引用文長いな。5 月 1 日はすずらんの日だからという、半ば強引にも感じるクローズあるある企画。あら私のため?

せっかくハマってるわけなので、乗っかってみようと思います。

クローズあるある 50 連発 と私の感想

その01: クローズ1巻の絵の汚さにビビる。

上述したようにリアルタイムで読んでいた人はあまりいないと思います。連載終了してから人気に火が付いたタイプなので、一般的なイメージは最終巻あたりの絵面。しかしそのイメージで 1 巻から読むと確かに「ファッ!?」となるでしょう。

その02: クローズ1巻とワースト1巻が同じ作者だとは思えないレベルで絵が進化している。

たしかにそのとおり。最終巻までそれほど絵が変わらず進みます。

あと意外と登場人物のスタイリング、シルエットがクローズの頃とは大きく変わってるんですよね。そんなところも気にして読むとおもしろいかも。

その03: 桂木先輩が高校生だとは思えない。

数少ないリンダマンの理解者、桂木先輩。たしかにその風貌は 10 代には見えません。もう糖尿や痛風持ってそう。

その04: キーコや一善の “スーツ組” は完全に30代後半レベル。

しかもダブルというね。 30 代後半でも着ないわ。でもかっこいいんだな。

ただ正直スーツ着てケンカはもったいないと思います。

その05: 春道・リンダマン・グリコが三強。異論は認めない。

異論はありませんわ。コネクション対決なら武装の村田くんで決まりでしょう。

その06:「春道 vs リンダマン」のタイマンは、何度見ても痺れる。

そう、ケンカってドロドロかっこわるいもんなんです。

その07: ヒロミ・マコ・ポンの高いレベルでの安定感。

それぞれ個性的。でもほどほどに強くて他校からも一目置かれる存在。スーパーヒーローだらけじゃつまんないですもんね。

その08: 最初は嫌いだったけど、阪東も大好きさ!

阪東先輩、初期は平気でナイフで人のこと斬りつけてましたね。鈴蘭高校のマッドさを体現していました。

その09: 武装戦線のカッコよさは異常。

異論はない。

余談ですが四代目以降の武装を見ると、オッサン的にはどうしても湘南爆走族を思い出してしまいます。強烈に強いリーダーと、粒ぞろいの個性派メンバーが脇を固めるあの感じ。なおこちらも初期と後期では絵面が段違い。

その10: なんならライダースの購入を真剣に検討する。

関係ありませんが、1999 年 7 月のことを覚えている人はいるでしょうか。そう、ノストラダムスの大予言の中で、恐怖の大王により地球が滅亡する月と言われていました。もっぱら「第三次世界大戦では??」なんて言われていて、もしそうなればその後の地球は荒廃し、リアル北斗の拳状態になるかも?とも言われていました。

オカルト大好きな身としては一大事。1999 年初頭には友達のつてでショットのダブルのライダースとお揃いの革パンを入手。オイルを塗ったり走ったりして革を柔らかくして、有事に備えていたことは内緒です。何も起きなくて良かったね・・・。

その11: 誰もいないところで、コッソリ龍信のシャガレ声を真似する。

しませんw

その12: 四代目武装戦線の “至上最強感” にメロメロになる。

「史上最強」かな?パルコアンドデンジャラーズの時の登場シーン一番しびれましたね。つっえー!

その13: その四代目武装に負けない魅力を放った五代目武装戦線。

たしかに。高校生に見えない人もいるけど。

その14: 武田好誠以上に、名は体を表しているキャラはいない。

男が惚れる男やで。無事でよかった。

その15: ちょっとコミカルになった六代目武装戦線初期に戸惑う。

それがまさかね・・・。

その16: どちらかというと、武装色だったのは清春だよな。

それがまさかね・・・。

その17: でも鉄生……! 鉄生ォォォオオオオオオッ!!

まさかまさかね・・・!!

その18: 武装色に戻った七代目武装戦線。

そんなに色が変わったとも思わないけど。でも「正統派」と呼んで差し支えないかと。

その19: 武装に限らず、ナンバー2は常にキレ者。

若い子が面接で「私はナンバー 2 の参謀タイプです」ってよく言うんですよね。こういう子って「身体は張りたくない、嫌な目にもあいたくないから後ろで作戦立てます」という姿勢が見え見え。そりゃ落ちるさ。

現場を身体で熟知していないと効果的な作戦は立てられないもの。キレ者になるのも大変なのよ。

その20: 初登場時、美藤の強さにマジでビビる。

私服のいかにも不良という感じではない上下ホワイトという出で立ちがまた良かったですね。たぶん Lee のウエスターナーでしょう。ただ血はなかなか落ちないぞー。

その21: 意外とあっけなく春道にやられて拍子抜けする。

か、紙一重ということで。

その22: 龍信と美藤の関係って……素敵やん?

楽しくなりそうだな・・・

その23: ブルを含め、結局実力がハッキリしなかった黒焚連合。

まー確かに。マル & カクはもう少し強くしてくれても良かったかな。

その24: それでも根強いブル最強説。

すべてを受け止め、出しきり、その上で勝つ。プロレスっぽいな。

その25: 1年戦争は、だいたいダークホースが勝つ。

うむ。

ちょっと疲れてきました。

その26: ゼットン・キングジョー・中島信助・武田好誠の横並び感。

彼らまだ本編の高一のころはかわいかったけど、高二になった途端にゴツくなるんですよね。その中でも武田好誠だけいい男を貫いていて好感度アップです。

その27: 今でも気になる「キングジョー vs 好誠」のタイマンの結果。

好誠に一票。

その28: 秀吉のカッコ良さは異常。

クローズでは泣かず飛ばす感がありましたが、ワーストでは男を見せましたね。

その29: 豊臣よりカッコいい秀吉は、加藤秀吉だけ。

まぁそりゃそうだ。

その30: 髪型が変わると誰が誰だかわからなくなる。

言っちゃった。中肉中背の準主役クラスが該当します。サングラスや服装で見分けましょう。

その31: 大体みんなタバコを吸っている。

さらに吸ってすぐ捨てたり。メンソールはいなそう。

その32: 落書きの定番は横道坊主とTHE STREET BEATS。

ロックンロール。

その33: 顔のどこかしらに傷がある。

そう、傷率が半端ない。目とか口とか、あきらかに刃物でスパっとやられた傷があるんですよね。しかも高一レベルで。

その34: そしてその傷にまつわる敵が登場する。

もう怒り心頭ですわ。

その35: シャツはピチピチ、ズボンはダボダボが基本スタイル。

クローズの頃ですね。このあたりは時代なんでしょう。90 年代は変形学生服の名残が残りつつ、チーマーのスタイルも台頭したり、スケーターのようなストリート系スタイルも出始めたころ。

なお私の周りにいた怖い先輩方は武装スタイルでした。岩手は路面凍結するからあまりバイク乗れないんですけどね。

上述したように、ワーストの頃にはだいぶ皆さんスッキリファッショナブルに。

その36: 花の魅力は一言では表現できない。

クマと戦えるのは花の他には範馬勇次郎くらい。チャンピオン勢強し。

その37: 念のため確認しておくと、天地は初登場時、高1ですから!

ポキっとね。

その38: 梅星一家の団結力にホロッと来る。

蓮二が泣くとはね。

その39: それまでモサかった鳳仙のイメージをガラリと変えた、光政は偉大。

クールに行こうぜ。まぁ3年かかりましたけどね。

その40: スキンヘッズの割には色んな髪型があるんだなー、と感心する。

私も坊主頭だった中学時代は、「トップ七分、横三分」とオーダーして床屋のおばちゃんを困らせたっけ。

この◯分というのは、バリカンで刈ったときの毛の長さのこと。トップとサイドの長さを微妙に変えることで、丸坊主ではないぞアピールをしてました。なぜって?モテたいからに決まってるじゃないですか。

まぁ言われないと全然違いはわからないんですが。

その41: 結局いいヤツだった天地軍団。

みなさんまだ 10 代ですのでね。

その42: 本当のクズは九能秀臣くらい。

おお、言われてみれば。二人揃ってクズでしたなぁ。龍信は盆と正月くらいは会うのだろうか。

その43: 武装とEMODの関係って……素敵やん?

素敵でした!

その44: 史上最強に武装っぽくない男、佐々木春。

バイクもライダースも似合わなそうな男。

その45: 嫌いじゃないけど君は武装ではないんだよ、武装では……!

ノーコメント。良い奴なんですが。

その46: 卍帝国のガラの悪さは、もはや本職。

「◯◯會」ってもうね。実話ナックルズに出てくる西葛西や王子の皆さんを思い出しちゃいます。

しかし皆さんお仕事は何をされているんでしょう。というか本当に 10 代なんですよね。

その47: 流行りなのか、どのキャラもウォレットチェーン。

たしかに。でもクロムハーツなんて付けてたらすぐに奪われそう。

その48: 卒業後は知り合いの紹介で東京へ。

もしくは天山建設か古川鉄工。

その49:「その後」「外伝」「続」も全部集める。

間違いない。大人は本気出しますよ。

その50: 本当に大好き。何度も読んだ。そして何度でも読める。

20 年越しに全巻集めて大満足。いまの現役のヤンチャな高校生たちにも読んでほしいなぁ(いるのかね)。

長かった。あともうちょっと。最後に上記にはなかった補足あるある!

補足1: すぐに兄弟分になる

「キョーダイ!」これは頷ける人も多いはず。五分の兄弟分に憧れますな。

補足2: 語尾が「〜だぜ」が多い

「ああ〜」という声がモニターやスマホの向こうから聞こえてくるようです。実際使わないよね。

補足3 : 京介の持って行った感

あれはずるい。いい男です。

補足4 : 一般人がほぼ現れない(特に女性皆無)

本当にほぼ現れません。一度だけマコトの彼女の写真が出たくらいでは?あとはジョナサンの店員くらい?女性に関しては会話の中で出る程度。

まだまだいくらでも挙げられそうですが疲れたのでこれまで。

とまぁ、それくらい愛すべき作品です。繰り返しますが「男の子」は必ずハマる大名作。ぜひご家庭に 1 セット常備しておいてください。ただ思春期の息子さんがいるご家庭では、息子さんが変な方向に行っても責任は持てないのでご容赦を。

なお昭和の中学時代あるあるはこちらからどうぞ。

参考▶ 1980年代後半の田舎の不良中学の日常を思いだした(独り言)

では再見。

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